浅草は相当な人出で、木馬亭も結構座席が埋まっていた。
東家 千春 「人情芝居ばなし」人情と刃傷が掛かっていて、面白いお話だった。
天中軒すみれ 「北の湖ものがたり」 先月も見た眞子さま似の彼女。力強くてよかった。初場所がすごく楽しみになった。
東家恭太郎 「神崎与五郎東下り」すごい福耳のおじいさん。柔らかい声。
澤 勇人 「左甚五郎伝 掛川宿」見た目で勝手にBEGINみたいな高い声だろうと思っていたら恐ろしいほどのしゃがれ声。


澤 勇人 | (一社)日本浪曲協会
しかも絶対に沖縄かブラジルの人だと思ったのに北海道だった。なんというギャップ。
玉川奈々福 「浪曲百人一首」華のある人だな。そして自由度高いな。
澤 順子 「鶴女房」色気のあるおばさま。鶴の鳴き声セクスィーだった。
上條 充 「江戸糸あやつり人形」 昨日ちょうどNHKの「にっぽんの芸能新春スペシャル」で結城座の江戸糸あやつり人形を見て感心したばかりだったので、生で江戸糸あやつり人形見れて良かった。
神田阿久鯉 「大岡政談 縛られ地蔵」大岡政談はやっぱ面白いな。あとこの人の話し方すごくいい。好き。
大利根勝子 「雪の夜噺」先月も度肝を抜かれたこの人、こんな無邪気な顔して160kmをズバズバ投げ込んでくる豪腕ピッチャーであること忘れてた…。バケモンか。
天中軒雲月 「決戦巌流島」かなりのお怪我をされてるって話だったけど、すごい迫力。男の声がすごくいい。里見浩太朗みたいだった。
お正月の木馬亭、関係者やご挨拶の人が多い感じがしたけど、その分客席の反応が12月よりいいみたいで、くつくつ笑ったり、うんうん頷いたりしていて、同じく客席にいながらも「いいもんだな」と思った。
同じ話を聞いていても頭の中に浮かべた情景の小道具や顔は、みんな少しずつ違うんだろうと思うと話芸っていうのは不思議なものだな。

はー、満足。
帰りに観音様に初詣してから何か食べて帰ろうと思っていたけれど正月の浅草をナメていた。コロナなんてもうなくなったのでは、という程すごい人の行列で、警察による通行規制もあり、参拝は諦めた。節分が過ぎたらまたお参りしよう。
露天もたくさん出てものすごく華やかだった。
きっと江戸時代もこんな風に華やかだったんだろう。