相撲ニュース 1/10
八角理事長、結びの熱戦にご満悦
最初の押し合いがあるから、あれ（はたき）を食う。（大栄翔は）最後、足がついていかなかったね。照ノ富士は崩れそうになったけど、あそこから、（大栄翔の）足が出るか、出ないか。あそこからが相撲だから。
俺もよく食ったよ、大乃国さんにさ。（押し合いなどの）前哨戦があるから足の力がなくなってくる。最後ついていけなくなるのだから、照ノ富士がよく相撲を取ったということ。満員のお客さんにいい相撲を2人とも見せてくれた
なるほどなるほど。
尾車親方の解説
膝が硬くて体を反ってしまう癖のある照ノ富士にとって唯一、苦手なのが押し相撲だ。しかも大栄翔には毎場所、苦戦している。今場所も立ち合いから突っ張られ、左のど輪で体を起こされてしまった。捕まえようとしても振りほどかれ、懐の深さと体の柔らかさでなんとか残すことができた。並の力士だったら、取組中に３回は負けていた一番だ。
“信念”が初場所初日の白星になった。序二段から横綱まで奇跡の階段を上っている時、照ノ富士は「絶対に引かない」と決めたと思う。苦手の大栄翔との一番も、引かなかったことが最大の勝因でもあった。
「強すぎる」と言われる照ノ富士にあれだけ食らいつけて苦手とされる大栄翔もさすが。
北の富士コラム 1/8
優勝予想だけなら一言で片づいてしまう。
優勝は照ノ富士。もし照ノ富士がケガでもして休場した場合は幕内力士全員が優勝候補である。以上。と言いたいところだが、それではあまりにもつれなかろう。つまらんものでも面白くするのが私の仕事でもある。それにしても情報が少な過ぎて困ったものだ。「困ったときの舞の海」。早速電話を入れたが、無情にも電源が入っていない。万事休すである。
つれなかろう、という言葉がいい。籠釣瓶花街酔醒みたい。
舞の海さん…まさか着信拒否？
北の富士コラム 1/10
先場所大暴れの阿炎が、四つになると力を発揮する宝富士にまわしを許さず、一気に押し出した。先場所の勢いはまだまだ続いているようだ。舞の海君は早くも大関昇進を口にしているぐらいである。
私はその手には乗りませんよ。もし今場所も10勝以上の勝ち星を挙げたときは考えてもいいだろう。しかし確かに阿炎は変わった。まだ27歳、今から一番力の出るころである一番の難敵を破った照ノ富士は2日目からの相撲は楽になってくると思われる。よく敗れて悔いなしというが、大栄翔は夜は眠れないほど自分を責めるだろう。私は初日早々良い相撲を見せてもらい満足だ。
舞の海さん、もう阿炎の大関昇進を口にしていたのか。
返す返すも昨日の大栄翔は本当に良かった。本当にいい相撲だった。大栄翔のあの猛牛みたいな勢いと根性、すごくいい。
