そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

なんどきだい

何かの脅迫概念なのかもしれないが、目につくところに時計がないと落ち着かない。
そんなわけで狭い家にやたらと時計があるが、先日壁掛け時計の一つが壊れた。
買った時からちょっと動作の怪しかった、SEIKOの名を借りた安物だった。
一度、商品交換してもらったが、交換したものもやはりダメだった。


そもそも時計が多すぎたのだし、これを機に一つ減らしてもいいだろう、と思ったが、いつもあるべき場所に時計がないとどうも落ち着かない。
時刻を見ようとして何度も「あ!なかった」と壁を見つめる日が続いたので、ここはやっぱり時計を買うことにした。
別にいくつあったって構わないじゃないか。それで安心するなら時計があった方がいいのだ。


どうせすぐ壊れるなら安物でいいか、いや、今度こそ少しいいものを買うか、電波時計じゃなくてもいいか、どうせなら温度湿度や曜日も載ってる大きなデジタル時計にするか…。
あれこれ思案したあげく、夜に常夜灯として光る時計を買った。今度はカシオだ。
以前に買ったカシオの掛け時計が値段の割にとても良かったので。

届いた時計は驚くほど大きいので、ついつい「大きなのっぽの古時計」なんか歌いながらセッティングをする。
夜間点灯の昨日がついているため、電力消費が激しいのか、使用する電池も単2×2だ。
大きく、重く、存在感がある。


夜、光ってくれるとトイレに行く時に便利だもんな…と思って、うきうきと点灯時間を待ったが、いざトイレに行こうとして気がついたことがある。
あ、これは盤面が照らされるのであって針が光るのではないのだな。
近視のひどい人間が、夜中に、眼鏡をかけずにトイレに行く時には時間は見えないものなのだな…。


そうか…。そうだったか…。
夜、時間を確認したいなら、針が光るタイプを買うべきだったのだな。


この失敗を機に、きっとそのうち針の光る掛け時計を買う日がくるだろう。
そして我が家の時計はまた増えるのだろう。