そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

カレーなる旅 2


先月、友人から北の富士カレーをもらって食べたことから、「懐かしいカレー」を探し求めたくなり、神保町カレー巡りでもするかな、と思ったが、あれから行けていない。
元来それほどカレーに興味がある方ではないのだ。
しかし、相撲協会が例の北の富士さんのカレーの作り方動画を出していたのでどうやって作っているか見てみた。

www.youtube.com
作っているのはほぼほぼ高崎親方で、北の富士さんは調理用ワイン飲みながらあれこれ指図してた。
そして「うまいけどちょっと甘いな!」って言ってた。やっぱりね。
北の富士カレー」って名前だけど、やっぱり北の富士さんがお家で作るカレーとは違うんだろう。


でも見ていたらカレーが食べたくなってきたので、ちょうど家にあったレトルトカレーを食べた。

どこにでも売っている割とお安いやつ。
北の富士カレーは1個400円。このレストラン仕様カレーは4袋で400円くらい。やはり、値段の差か、ちょっと味が薄い。それでいて風味はこれも最近のフルーティーさが最初に来るやつだ。林檎とハチミツが恋をしたんだかバナナだかチャツネだか知らないけど、なんかそういうやつだ。
こやつも違うな。


そんな折、横浜へ出るついでにカレーを食べようと思い、地下鉄改札を出てすぐのカレーハウスリオに行った。

いつも「看板がレトロなカレー屋があるな」とは思っていたが、入ったことはなかった。なんでも1960年創業らしい。これなら絶対に「懐かしい味」だろう。


カウンター席に座ると麦茶を出してくれて、カレーが出てくるときには、一緒にお水とスプーンが来る。
あー、昔の人だったら、スプーンをお水につっこんでから食べたりするやつだ!と思ったが、私にはそれをする勇気はなかった。

チキンカレー。

そうそう、カレーってこういう色だよねっていうカレー。そしてちゃんと辛い。甘さ優先じゃない。でも薄味でもない。
ありそうでなかなか出会えない「普通のカレー」て感じ。ああ、これだ、「懐かしのカレー」はこういうのだな、と思いながら食べた。
こんなに簡単に「懐かしのカレー」に出会えてしまうものか。


「懐かしのカレー」の基準はここのカレーだな、たまに基準を確認しに来よう、と決めた。
写真を見返したらまた食べたくなってしまった。
人はこうしてカレーの魔力にハマるのだろうか。
私そんなにカレー大好き人間じゃないのに。ホントに。