ねことじいちゃん 8巻
楽しみにしていた「ねことじいちゃん」の最新刊が届いた。
巻が進むにつれて、じいちゃんが子供の頃のことを思い出すノスタルジックな話が増えていくのだけれど、それらを読みながら私は自分と猫の老後、この先の未来のことを考えている。
我が家のにゃんずも今年で4歳になる。
大吉さんとタマが以心伝心なのを見ながら、そういえばうちのにゃんずともだいぶコミュニケーションを取れるようになってきたなあ、としみじみする。
人間と猫で言葉が通じるわけがない、と普通思うだろうけど、毎日一緒にいれば、お互いにお互いの性格や傾向を把握し、生活リズムを把握し、要求を把握し合うものだ。
今、私の隣でじっと座っているのは「早く俺と遊べ」と圧をかけているのだ。それくらいわかる。
私が夜中に目を覚ませば、「大丈夫か、早く寝ろ」とそばに来てくれる。朝寝坊をすれば後頭部の毛をむしゃむしゃして「早く起きろ」と訴える。
タマはわるいことをすると甘えん坊になるらしい。うちの男子たちは悪いことをすると素知らぬ顔をする。このあたりは御年11歳のタマの年の功か。
うちの男子たちもそのうちそんな風になるんだろうか。今よりももっと私達はわかりあえるようになるんだろうか。
そして年をとってもお互い元気でのんびり仲良くいられるといいな、この漫画みたいに。