相撲ニュース 5/10
かつてチケットセールスに関わっていた頃に、大相撲の八百長問題があった。
当時の私はまるで相撲に興味がなかったので、特にどうとも思っていなかったが、職場に両国生まれ蔵前在住の江戸っ子先輩がいて、「大相撲のチケットが売れ残っている!!これは大変なことよ?」と大騒ぎしていた。
あの時思った
そうか、大相撲というのはチケットが売り切れて当然の人気商売だったのか、と。
昨日は国技館に行ってきたが、ゴールデンウィーク明けの平日、コロナ禍というせいもあるのか、大相撲の行く末が心配になるほどガラガラに空いていて、あの時の先輩の驚きの表情が脳裏に蘇ってきた。
空いてるのも嬉しいけど、満員御礼の国技館が懐かしい。
白鵬
豊昇龍 4度目の対戦で御嶽海から初白星「相手は大関、自分を信じて思い切りいきました」
ひとまわり大きくなった体、あり余る力を感じさせる太い首。番付発表後の力士会で体重を量ると、先場所から一気に9キロも増え自己最高の141キロを記録した。千葉・日体大柏高に留学したときは66キロ。太ることが課題だったが、助けになったのが子どものころから得意としていた料理の腕前だった。
「母親に教わって…。料理は女性がつくることが多いけど、お母さんはそれじゃ駄目だって。男の人もできないとって」
昨日2階席から見ていて、「あれ?豊昇龍、おしりがぺしゃんこになった?大丈夫?」と思ってしまったが、そうか、体全体が大きくなったからお尻が小さく見えただけなのか、失礼しました。
それにしても「お母さんがそれじゃダメだって」って言うのが、小学生みたいで可愛いな。
玉鷲スイーツとか豊昇龍のお惣菜とか、そういうの売り出してほしい。
尾車親方の解説
琴ノ若が生まれた時から成長を見守ってきただけに将且(まさかつ)と呼ばせてもらう。
正代との一番、攻めの姿勢が将且に軍配をもたらした。
左膝を痛めてから将且の相撲内容が変わった。
連日の大関撃破。この晴れ姿を天国の私の師匠(琴桜)に見せたかったと思うと私の胸も熱くなってきた。
いきなり冒頭から「将且宣言」
そして将且、将且、と繰り返す愛の爆発ぶり。これこそ尾車さんの本領だなあ。この愛の深さ、大好き。
琴ノ若が結婚したら、尾車さんの披露宴スピーチ、すごいことになりそう。聞いてみたい。
北の富士コラム
若隆景の負けは正直言って少し早すぎた感じがする。もう少し勝ち続けてほしかったが、この負けは玉鷲を褒めるしかないだろう。
敗因は、相撲がうまく運び過ぎ、勝ちを急いでしまったと思われる。欲を言えば、おっつけより前みつをひいて、寄った方がより万全ではなかっただろうか。しかし、それを言っちゃおしまいである。少々、元気が過ぎたと思ったほうがよいだろう。
元気と言えば、豊昇龍が素晴らしい相撲で御嶽海を押し出した。やはり、血は争えない。朝青龍も組んで良し、離れて良しの万能力士だったが、豊昇龍もどうやら、そんな道を歩くかと思えば楽しみである。それにしても、御嶽海は実に下位力士によく負ける。これでは、横綱はとても望めそうにない。
今日はおじいちゃん、上機嫌だな。昨日の相撲、楽しかったもんな。
期待の若手をどんどん褒めておいて正代御嶽海を散々落とすあたり、「お、いつもの調子がでてきたな」と思わせる。
北の富士さんがお元気だと嬉しいし安心。