そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

相撲ニュース 5/11

相撲好きの友人と話をする中で、友人が「相撲好きの女性を”スー女”っていうのがちょっと気に入らない」と言っていた。

そりゃ、お相撲はLOVEだけども


確かに「スー女」ってなんかねえ…。


それで友人が考え出した呼び名は「おかみちゃん」
ともかく推し力士の「部屋のおかみさん」みたいな気持ちで、誰かが応援してくれたり褒めてくれたら「ありがとうございます、ありがとうございます」と頭を下げる。悪い女につかまらないか、という余計な心配もする。優勝やら勝ち越しやらしたら、ちょっといいご飯を食べる、みたいな。
…そうね、そっちの方がしっくり来るわね。ついつい「おかみちゃん」気分でお相撲見てるものね。


けど、実際のおかみさんはそんな楽なものじゃないだろう。自分がもしも万が一生まれ変わってお相撲さんと恋に落ちたとしても、「将来的におかみになれるか」と思ったら躊躇するものな。
そんなおかみさんについて、安美錦が論文を書いていたってニュースを読んで感心した。

安美錦が過ごしたコロナ禍の3年間 待っている人がいるから開催できる再延期の末の引退相撲

修士論文のテーマは「相撲部屋におけるおかみさんの役割について」。質問を精査し、相撲部屋のおかみさん6人にインタビューした。


相撲部屋のおかみさんは、特殊な存在だ。協会員でないから、給料は出ない。しかし、力士の母親代わりとして部屋を切り盛りし、後援者との付き合いも多い。妻でもあり、母としての顔を持つ場合もある。将来的な独立を視野に入れる安治川親方にとっては、今後の人生に研究テーマが生きてくる。


相撲協会としては、今後の相撲部屋の可能性を広げるためにも、おかみさんたちに講習会の機会を設けることも大切ではないか。協会の講習会に参加したり、ビジネススキル向上の講習会があってもいいと思います。弟子たちにとって何がいいかを考えた時、経営や普及の面で、おかみさんにはまだ可能性がある。そういうことにも取り組みました」

これ、すごく興味深いテーマだと思うし、今の時代にも即していると思う。
「無償で奉仕するおかみさん」のままじゃなくて、講習会なんかもやって「仕事としてのおかみさん」になっていって、ちゃんとお給料も支払われたらいい。
男女共同参画社会とかSDGsとかにもつながる話だと思う。


すごいな、安美錦。男社会ゴリゴリの相撲界に、伝統は守りつつも「良い変化」が起きていったらいいな。
そうしたら、私達もまた安心して「相撲ファン女子=おかみちゃん」て笑いあえる。

初の東大出身力士・須山は金髪チャラ男の「スーパーサイヤ人」だった 東大相撲部同期が明かした

角界での第一歩を快勝で飾った注目の新弟子は、「東大なので東大関と大きな夢を掲げた。

入学時の須山は筋肉質で体格は細身。長髪でピアスも光らせ、第一印象は「すごいチャラい人」だった。入部後すぐに金髪にし、自称「スーパーサイヤ人に変身。

頭いい人って変わり者が多いな。
頭いいだけのお坊ちゃんだとやっていけないだろうし、これくらい我が道を行く感じの人だと、ちょっと安心する。

横綱白鵬間垣親方に聞く 若隆景・豊昇龍ら注目力士への期待と親方としての現在

  • 若隆景:おっつけが一番の持ち味だけど、それでもダメならすかさず四つに組んで勝つ。相撲の幅が広がっていると思うし、それがまさに私のよく言う『型をもって型にこだわらない』っていうところ
  • 豊昇龍は場所前「幕内力士のなかで、自分だけ型がまだない」と話していた → それが自分でわかっているならすごい。今は気持ちと体の資質と若さの勢いで勝っているけど、5年後に同じ相撲が取れるかといったらできない。今のうちに自分の相撲に合う先輩のビデオを見て研究して頑張ってもらいたい。千代の富士関も130kgなかったのに、重い相撲が取れた。そういったところを研究すれば、豊昇龍はちょっと面白いなと思う

この、白鵬へのインタビュー記事、すごく良かった。
白鵬の「他人を観察する力」すごいな、といつも思う。記事の後半で「宮城野親方は細かいことをあれこれ言わないが存在感があった。師匠のように自分に厳しく他人に優しい親方になりたい」という話をしていたけど、きっとなれると思う。
あれだけよく人を見ているから、弟子のこともちゃんと細かく見れると思う。おまけに自分はあれだけの成績を残した「伝説の横綱」だしね。

尾車親方から琴ノ若

“相撲力”がついてきた印象を受けるが、上を目指すにはさらなる地力が必要だ。初日、貴景勝を押し出した相撲を続ければ確実に地力はつく。勢いも大事にしてほしい。私が新三役となった1978年の初場所は強い2横綱、4大関が存在し、上を目指すにはハードルが高すぎた。
現状は悲しいかな上位が手薄。番付には運も必要だ。チャンスだと思って一気に走ってもらいたい。まずは三役、そして父(佐渡ケ嶽親方=元関脇・琴ノ若)が果たせなかった大関という夢をかなえてほしい。

今日も琴ノ若愛が炸裂尾車さん。たしかに上位が手薄…。
それにしても、初日の貴景勝戦で貴景勝琴ノ若が1学年違いと聞いて驚いた。琴ノ若の「頑張ってる若手」感もすごいけど、もっと早いうちから大関になって、責任を背負い、世間にあれこれ言われながらもじっと我慢して頑張ってる貴景勝、本当にすごいよな。

北の富士コラム

正代:何度、同じ負け方をすれば気が済むのかと理解に苦しんでしまう。もう言うだけ無駄である。どうぞ好きにやってもらった方が良い。期待をした方がバカを見るだけである。
御嶽海:昨日今日入幕したばかりの若手にかき回され、翻弄(ほんろう)された相撲は、横綱候補にはほど遠いものであった。単に下位力士に弱いだけでなく、本当にそれほど強くないのかもしれない。
貴景勝:当たりも弱いし、体も軽く、残す力がない。負けても以前のように悔しさが顔に出ない。早く言えば、やる気がない。そして私は文句を言う気にもなれない


皆さんも3大関は休場中と思った方が良いと思います。

今日は怒り心頭でボヤキまくりのおじいちゃん。
でもなんでかしら、北の富士さんのぼやきはあまり嫌な気持ちにならない。逆に「かわいいな」と思える。
この前、国技館で後ろに並んだ茨城弁のおじいさんが「白鵬じゃねえか!俺アイツ嫌い」って言ったのにはムカムカしたのに。
相撲愛があるからかな。