相撲ニュース 5/17

若乃花の目

力士には壁に当たって、あきらめるタイプの人がいます。1度、あきらめると番付が戻りません。あきらめない人が横綱大関になれます。隆の勝も相撲人生の土俵際に追い詰められかけたところから、技術的なことをコツコツと積み上げながら、壁を自力でぶち破って今場所を迎えていると思います。地味な存在ですが、頑張っている姿はプロ経験者の私にも伝わってくるし、こういう力士の存在は本当にうれしい。優勝争いのチャンスも大きいですが、隆の勝の相撲人生も後半戦が楽しみです。


これ、力士だけじゃなくて普通の人もそうだよなあ。壁にぶつかってあきらめてしまうか、もう一度立ち向かうかで結果は大きく違うものな。

尾車親方が指摘

ベテランになると頭で当たるのが嫌で、胸で受け止めたり、肩で当たったりするものだ。佐田の海の頭で当たる立ち合いは若手時代から変わらない。実に立派だ。
私は巡業部長を4年間務めたことがある。佐田の海は毎日、十両力士より早く土俵周りで汗をかき、土俵では泥だらけになってぶつかっていた。その積み重ねが35歳でも不変の気力、体力につながっている。
佐田の海というしこ名は私にとっては昔の名前で出ていますだ。父の先代は年齢が私(65歳)より1つ上で13度の対戦(9勝4敗)がある。二本差しが得意、しかも色白でスラリとした男前は実によく似ているが、稽古量は断然、佐田の海の方が上だ。


年齢を重ねていった力士がだんだん勝てなくなって「どうして」と呆然としているような場所を見ることがあるけど(今場所の宝富士とか)、佐田の海はもうそこを乗り越えて、もう1回腹をくくった感じで元気に相撲を取ってるのがすごいと思う。


尾車さん、またしても「昔の名前で出ています」。好きだね。
色白でスラリとした男前、だって。佐田の海。確かに浮世絵に出てきそうな顔してる。

宝富士、ようやく初日「ホッとした」 得意の左四つで錦木を寄り切り 「開き直って思い切りいけた」

 宝富士がようやく初日を出し「ホッとしました」と安どの表情を見せた。得意の左四つで錦木を寄り切り。「勝てなくてくじけそうになったけど、負け越して逆に開き直って思い切りいけた」と気持ちを楽にしたことが初白星につながった。


そりゃ、くじけそうになるよな。見てるだけのこっちだって、黒星の並びを見てドキっとするくらいだったもの。
ホント初日がでて良かった。顔に似合わずびっくりするほどのパワーを見せつけてくる宝富士が好き。

玉ノ井親方 視点

師匠の荒汐親方(元幕内・蒼国来)によれば、場所前は若元春や荒篤山らと1日20番以上稽古して、これ以上ない仕上がりだったという。だが稽古場と本場所では勝手が違う。相手も研究してくる。立ち合いで“待った”をされるケースもある。呼吸が合わずに仕切り直しをすると集中力が途切れる。一つ歯車が合わなくなると考え込んで悪循環に陥ってしまう。
それが大関戦になって開き直れたのだろう。


若乃花の記事にあった「力士には壁に当たって、あきらめるタイプの人がいます。1度、あきらめると番付が戻りません。あきらめない人が横綱大関になれます。」って言葉、若隆景は絶対あきらめないタイプだと思う。


部屋にコロナの陽性者が出て休場になった場所もあったし、新三役にあがった去年の名古屋場所なんてボコボコにされてたものね。そこからまた上がってきてるから、先場所の優勝でみんなにロックオンされちゃってるけど、それも超えてもっと強くなっていくんだろうなと思っている。

今場所2日目。玉鷲戦。


北の富士コラムは今日はお休みですって。最近お休みの案内出るようになったんだな。


前はこんな案内なくて、一日ちょっとソワソワしちゃってたから案内が出て安心。