そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

カレーなる旅5 カレー男子

なんと本日はカレー伝来の日なのだそうだ。
鉄砲伝来は授業で習うけど、カレー伝来の日は習わなかったな…。


先日、ネットニュースで、小学生の大事件の漫画を読んだ。


給食にカレーがない。
それは小学生男子にとって驚愕の大事件のようだ。かわいいなあ。かわいいなあ。
なんで男子ってあんなにカレーが大好きなんだろうな。

NHK「新日本風土記」に出てきたイノセントなカレーもぐもぐ男子


前の職場の上司も、神保町にお気に入りのカレー屋があって、学生時代から社会人になってもずっと試験や面接など大切な日の昼にはその店のカレーを食べに行っていた。
そして「俺は今日まんてんのカレーを食べたから絶対大丈夫なんだ」と自らに謎の暗示をかけていた。


電話に出るなり「ちょっと聞いてくださいよ!昼にカレー食ったら、僕、ネクタイがカレーに入っちゃったんすよ。マジ最悪ッスよ!」と訴えてきた営業の男子もいた。やだー。気をつけなさいよ。


そんなこんなでともかく男子はカレーが好きだな。女子も好きだけど、男子ほどの情熱はないような気がする。
なんなんだろうな、あの人達。
キャンプや部活の合宿や、学生時代の友達と一緒にカレーを食べた思い出をすごく大事にしているのかな。



以前に友人から、国技館土産で「北の富士カレー」をもらって食べたが、北の富士さんもカレーには一家言あるらしい。
たまに解説でも「どこどこの部屋のカレーは美味かった。カレーの日はあの部屋まで食べに言った」などと言っていた。
みんな、そこまでカレー好きなのか!


まあ、北の富士さん、お料理上手みたいだし、美味しいもの大好きみたいだもんなーと思っていたら、豪栄道引退相撲で「豪栄道カレー」が販売されていた。
お値段なんと1000円。
1000円もするカレー!!…と一瞬腰が引けたが、引退相撲だしご祝儀よね、と思って買ってきた。

食べてみなはれ


パッケージからしてなんかすごい。
「旨さへの強いこだわりを持つ豪栄道」だったのか。知らなかったわ。そんなにカレー大好きだったのか。
お味は、肉の脂身の甘さが感じられるカレーだった。北の富士カレーのフルーツ感とはちょっと違う。



世の中がカレーブームなのか、相撲界がカレーブームなのかわからないけれど、今、いろんなカレーが国技館で売られている。
それで五月場所の時に国技館カレーを買ってきた。

両国国技館には、大相撲を陰で支える協会員専用の地下食堂
があるのを知っていますか?
名物のカレーは、代々職人さんたちが、今も昔も変わらないレシピ
で作った大人気メニューです。
親方から新弟子まで、誰もが食べた伝統の味


相撲教習所時代に食べるらしく、錣山部屋の動画の中で彩も「俺、カレーの日とか普段より1.5倍くらいテンション高かったすもん」と言っていた。

小学生男子と全く同じじゃん…。



国技館カレー、普通に美味しかった。
「普通に美味しい」って大事だよ。別にスープカレーとか焼きカレーとかなんとか、凝ったカレー求めてないもの。普通のカレーが食べたくて私はカレーめぐりをしているのだもの。


でも男子のカレーへの情熱にはとてもかなわない。あの人らの愛と情熱はいったいどこへたどり着くんだろう。
結局は「普通のカレー」や「懐かしのカレー」「母ちゃんのカレー」に戻って行くのかしら。