遠くへ行きたい
5月に仙台の友人のところへ遊びに行って、あちこち連れて行ってもらい、本当に楽しかった。
それで友人に「もう移住してきちゃいなよ」なんて言われて、それもいいかもと、妄想したり、結構本気で考えたりする。
仙台は結構都会だし、地下鉄が発達しているから車がなくても暮らせるらしい。
そしてちょっと足を伸ばせば海もあり、山もあり、空港も港もある。野菜も美味しい。
そうなんだよな、行こうと思えば、引っ越そうと思えば、できるのだ。
でも、夢を見ているだけならいいけれど、本気で動くことを考えるとなんだかものすごく怖くなる。
これまで関東を離れて生きたこともないし、「行っちゃえばどうにかなるよ」と思うだけの若さもない。行っちゃえばどうにかなるんだろうか。
そう思うと、若くして上京してきた友人たちは本当にすごいな、と思う。
もちろん大学入学や就職といった人生の節目というきっかけがあったからこそなんだろうけれど、まるで知らない土地で住む家を探して引っ越して、そこに根付くっていうのは相当なエネルギーがいるものだろう。
そんなこと、今の私にできるだろうか、猫を抱えて仙台まで引っ越せるだろうか、と怯えつつも、今日も友人から送られた気仙沼の海の写真を見ては「ああ、いいなあ、やっぱり仙台に住みたいなあ」と物件情報を見て過ごしてしまった。
現実逃避の部分も否めないのだけれども。