そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

余計なお世話

七夕のせいだろうか、なんだか久しぶりに恋の話をした日だった。


友人の会社の後輩の若い女の子が恋人と別れたのだそうだ。まだ25歳。
彼の浮気相手のInstagramを特定したり、「もうこんな街出ていく、引っ越す」と泣いたりの大騒ぎだそうで「若いってすごいねえ」と友人と話した。
振り幅の大きさ。人生における恋の比重。それは若さね。



でも、いいなあ、って思うのだ。そういうのいいわねえって。
たくさん恋をしたらいいじゃないの、最高の人間観察になるわよ。涙の数だけ強くなれるわよ、って。
私だって独身でどっちかといったら恋愛が苦手なんだけども、まあおばちゃんの余計なお世話ってやつだ。




久々に晴れた七夕なので、頭の中にドリカムの「7月7日、晴れ」が流れ出す。
懐かしいな。若い頃は私も恋をして、そして切ない気持ちでこの曲を聴いたりしたもんだ。


今頃、織姫と彦星は無事に会っているだろうか。
あの二人は付き合いだしてキャッキャウフフと盛り上がり、仕事をしなくなったために罰として天の川の両端に引き裂かれ、年に一度しか会えなくなった恋人たちだ。
そんな恋愛の絶頂期に引き裂かれて、遠距離恋愛になっても続くんだろうか。


もう川の両端でそれぞれ別のいい人みつけてんじゃないのか、久々に会ったら話が会わなくなっていたり、考え方が変わったり、「彼、変わっちゃったみたい。もう昔のあの人じゃない」なんてことになってんじゃないのか。


第一、そんな自分たちの恋愛で精一杯の恋人たちに、我々は願いなんて託していていいのか。



おばちゃん、毎回、七夕にはそんなことを考えてしまう。
余計なお世話なんだけれどもね。