猫を飼ってから思うことは、猫って割と時間に厳しい生き物だな、ということだ。
朝が来れば「朝だぞ!窓をあけろ!」と叩き起こされる。
髪の毛を噛んで引っ張るのだ。どこでそんな技を覚えてきたのだ。
ご飯の遅れも許さない。
「愛情ってごはんのことだよね」
風呂上がりは遊ぶ時間だ。
もう風呂の外で待ち構えている。遅れようものなら背後からじっとりと見つめられる。
夜22時はうんこの時間。
「俺のうんこ見て!今日のうんこどう?」と呼びに来る。
一日のルーティーンがきちんと決まっているので私が夜ふかしをしていても「まだ寝ないのか」と怒られる。
出かける時は帰りの時間を告げてゆくが、過ぎようものなら鬼の形相だ。
ひどいときにはブレーカーを落として強制消灯される。
まるで先生かお父さんだ。
なんて規則正しい生活をしているのだ。
それにしてもよく「日本人は時間に厳しい」って言うけど、日本の猫だから時間にうるさいんだろうか。
ギリシャの猫はもっとのんびりしているんだろうか。
スペインの猫は昼寝が長いだろうか。夜ふかしをしがちなんだろうか。
猫って不思議ね。