そういえば

帰ってきたおばあさん。

2022-01-01から1年間の記事一覧

ガチ本気

月日の経つのは早いもので、あっという間に年末だ。 去年の12月はまさか仙台に引っ越すなんて思ってもいなかった。会社を辞めるかどうかもまだ迷っていた。 なんと激動の1年だったことよ。 さて、11月から無事に就職できたのだが、覚えることが山のようにあ…

こたつがけ

ふー。100均毛糸でこたつがけが編み上がった。 昔、筋肉少女帯が「キノコパワー、キノコパワー」と歌っていたが、これは無職パワーだ。 無職で、とにもかくにもヒマだったので、ちくちくちくちく延々と編み進めていたが、本日やっと完成した。 このこたつが…

ゴンドアの谷の歌

ゴンドアの谷の歌にあるもの。 「土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。」 どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ 天空の城ラピュタ [DVD]ウォ…

具だくさん

この時期、スーパーに行くと受付カウンター脇に、どーんとデカい鍋や鉄板や炭が置かれ「○月○日○○様」などと書かれていたりする。 芋煮会用に鍋やら食材やらを予約した人のために準備されているのだ。 初めてそれらを見たときには大変驚いた。なにせ、特に案…

なんのため

現在、絶賛転職活動中のわたくし。 木、金、と面接を受けてきた。 そして2次面接へ進むために週末に適性検査を受けた。 適性検査というのは、性格の傾向を測定する問題と、基礎能力を問うSPIの2本立てだ。 性格の傾向はどうにもならないのでしょうがないが、…

風に吹かれて

海が近いというのもあるのだろうか。 仙台は常に風が吹いている街という印象だ。 実際、家を決めるときに不動産屋さんにも言われた。不動産屋のお姉さんは山形から来た人で、「仙台は雪は降らないけど、風が強くて、寒いというか痛いって感じです。雪が降っ…

一週間の歌

木曜日、無職の私に友人鮭太郎からLINEが来た。 「土曜日、梨買いに行こうよ」 即座に「行く!」と返答したが、あとでしみじみと考えた。 「梨買いに行こうよ」なんて誘いを受けたのは生まれて初めてだ。梨なんて八百屋かスーパーで日々の買い物の中で購入す…

今は昔

古代エジプトの遺跡だのメソポタミアの遺跡だの、そんなものにも「最近の若者は」といった愚痴が書かれているという話を時々聞く。 そう思うと、人はいつの時代でも常に過去と現在を比較し、そして積み重ねてきた日々を憂えたり、感銘を受けたりしているもの…

お前を食べるため

グリム童話の赤ずきん。赤ずきんがおばあさんをお見舞いに行くと、おばあさんに変装した狼がベッドに横たわっている。 「おばあさんの耳は大きいのね。」 赤ずきんちゃんが聞くと、おばあさんに化けたオオカミは、言いました。 「お前の声を聞くためさ。」 …

そのへん

関東で3年ほど育てていたぬか床が、引っ越しで無理をさせたせいか、はたまた仙台の湿度に合わなかったのか、ダメになってしまった。 それで全部処分した。 以前の記事でも書いたが、この「米の国」ではスーパーや市場に並ぶ「ご飯の友」がやたら充実している…

三つ子の魂

仙台に引っ越す前に久々にかえる姉さんとお茶をした。 かえる姉さんは若い頃に劇団で一緒に働いていた先輩で、仕事に関しては大概姉さんから教わった。 今は姉さんも劇団を辞めて別の会社で働いているが、あれこれ先回りしてものを考えては周りの人に「考え…

とりとめのない日々

「もう辞める」と決めて、他の人にも話をしたら少しは気が楽になったけれど、仕事は相変わらず暇だ。 昨日はメインの仕事が浄水器のカートリッジ交換だけだったし、今日は電報を捨てる仕事だった。 それなのに。ああ、それなのに、それなのに、どうしてこん…

100年の扉

この週末の仙台は定禅寺ストリートジャズフェスティバルやらオクトーバーフェストやらイベントが盛りだくさんなので、街に出ようと計画していたところ、なんと! 街なかの「藤崎」という地元百貨店で、仙台育英優勝記念で真紅の大優勝旗が展示されると言うで…

一瞬で壊れる

よく言われる言葉に次のようなものがある。 「森林破壊は一瞬でできるが、森を育てるのは100年かかる」 「信頼を壊すのは一瞬だが、取り戻すには長い年月がかかる」 似たようなのではバレリーナが「1日練習をさぼると自分でわかる。3日サボると観客にわかる…

米の国

仙台に引っ越してきて、1ヶ月半。 広大な水田の姿にも少しずつ慣れてきて最初ほど驚かなくなった。 これは8月中旬の水田だ。だいぶ稲穂が実っている。そろそろ早稲種の稲刈りは始まっているそうだ。 そして友人鮭太郎には言われた。 「お米、大丈夫?足りて…

ハレとケとシリ

ハレとケとは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。 民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表して…

白い朝

「濃霧注意報」という言葉を聞くたびにいつもとんがり帽子のノームが頭をよぎるけど。 ノーム 不思議な小人たち 新装愛蔵版作者:ヴィル・ヒュイゲン,リーン・ポールトフリートグラフィック社Amazon 仙台に来たら、天気予報でやたらと「濃霧注意報」が出る。…

奇跡の人

ガラスの仮面 1~49巻セット (花とゆめコミックス)作者:美内 すずえ白泉社Amazon この前、うちで「だらだらと漫画を読む会」を開催したので、ガラスの仮面もダンボールから出した。 出したら読んでしまう。何度読んでも面白いな。 亜弓さんの男気溢れるマヤの…

名画と猫

裸のマハ 裸の猫 日傘をさす女 雨傘をさす猫 サン・ベルナール峠を越えるボナパルト ひんやりマットを小粋にかぶるポーという名の猫 青いターバンの少女 白いシーツの猫 包帯をしてパイプをくわえた自画像 ごろ寝をして猫じゃらしをくわえたドヤ顔 猫の芸術…

君の名は

写真でも絵でもなんでも、その写真が素晴らしいか絵が素晴らしいかもさることながら、何よりタイトルのセンスが問われるものだと私は思っている。 どんなに素晴らしい写真でも、タイトルが「久遠の彼方」とか「祈り-eternity-」とかだと「ああ、こういう小う…

ゴトオの部屋

今日は友人鮭太郎とくまちゃんがうちに遊びに来て、別に何をするでもなく、ただだらだらとすごした。 猫カフェ兼マンガ喫茶という感じで、猫を構いながら黙々と漫画を読み、枝豆を湯がいて食べたり、松島航空祭のライブ映像なんか見たり。 くまちゃんがわざ…

冬がはじまるよ

www.youtube.com お盆が終わったらガタっと涼しい。特に朝晩は冷やっとした風が吹いて寒いくらいだ。 東北の夏ってお盆までなんだなあ、としみじみする。 エアコンを丸一日つけることなんてほとんどない夏だった。それでも仙台の人たちは「今年は暑い、異常…

カントリー・ロード

金曜ロードショーのジブリはCM入るからいやよねー、と思っていたのに「耳をすませば」を見てしまった。 耳をすませば [DVD]ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社Amazon 15歳の、不器用でシャイなくせに素直で一直線な王子様男子。俗っぽい所もありつつ、…

見守る

www.youtube.com 昔のドモホルンリンクルのCMはすごく印象的だった。 コラーゲンを一滴一滴見守るのだ。あの頃、「見守る仕事したいーー」なんてみんなで話したものだった。 しかし、見守るというのはなかなか簡単なことではない。 今にして思えば、ドモホル…

元気玉

今日はいろいろ疲れたな。 確かこれは動物園でみかけた看板。地元の小学生による作品らしい。 子供ってすごいな。 「苦しいときは気分を変えてタヌキさがしを」 こんなこと思いつくだろうか。 これは東山動物園の、誰でもカバ使いになれる顔はめ看板。 あの…

新参者なりに

仙台育英学園の全国制覇から一夜明け、今日の河北新報朝刊です!昨日の感動再び!改めて喜びをかみしめてます!育英ナイン本当におめでとうございます!#甲子園#高校野球#仙台育英 pic.twitter.com/1C3LYt34hh— 河北新報出版センター (@kahoku_books) 202…

白河の関

ついに、ついに、真紅の大優勝旗が白河の関を越える時が来たのだなあ。 それが、自分が仙台にやってきたタイミングだなんてなんだかしみじみだ。 夕方からはニュースをあれこれ見たが、さすが地元の放送局の取材力よ。 どこのチャンネルを回しても、生徒なり…

優駿

仙台での暮らしの中で時々、学生時代に住んでいた埼玉の田舎町を思い出すことがある。 狭山茶の栽培が盛んな町で、起伏のある土地に広大な茶畑が広がっていて、冬になると夜中でも霜警報のサイレンが響いた。 そして、免許を取り立ての友人の軽自動車で夜中…

あの日のコアラ

かつてコアラに夢中で動物園に通い詰めたので、コアラの写真が山のようにある。 愛情を注ぐ対象が必要だったんだろう、あの頃の私は。 猫が来てから、なかなか動物園に行かなくなり、コロナ禍も始まってしまった。 その間に、もう亡くなってしまったコアラも…

平らな街

今朝はすっかり空の色も日差しも気温も秋で、「お盆がすぎたらこんなにも秋になるのか」と驚いた。 これは会社帰りの空。どこまでも空が高く、空が広い。いつだってそのことに驚く。 写っているのはウェスティンホテルだ。 仙台は平野地が多く、平らなのでど…