そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

ごはん

選択肢

神奈川から仙台に引っ越してきて、先日初めてラグビーを見た。 久々の生観戦、楽しかった。 でも、また見に行きたいと思っても仙台にはなかなかラグビーの試合は来ない。美術館も博物館も一つしかないし、コンサートやライブや芝居だって全然来てくれなかっ…

どこへ行こうと

ハッハッハッハ、どこへ行こうというのかね! ムスカ大佐のほがらかな笑い、恐ろしい。 それはともかく、横浜から仙台に移り住んで、友人はいろいろなところへ連れていってくれるし、自分でもあちこちへ出かける。 そういう生活の中、密かに思っていたことは…

季節に追われて

先月のブログで散々「花がない、街に色がない」、と書いたが、そんな東北にも春がやってきた。 春は一気にやってくる。 梅と桜と菜の花とシャクナゲが同時期に咲く。なんてことだ。 暖かくなってもいつまでも開花しない奥手のくせに一つ咲いたら「私も!」「…

花のない春

震災から12年の日を仙台で迎えた。 当日、その時間にはサイレンが鳴るのかな、と思いきや、サイレンがトラウマになってしまっている人もいるとかで、サイレンは鳴らず、静かなものだった。 震災の復興ソング「花は咲く」があれから何年も歌い続けられている…

伊達や酔狂

仙台に来てからずっと、仙台への驚きしかブログに書いていないが、半年過ぎた今なお、驚きは尽きない。 関東から東北へ移り住むくらいでこんなにも驚きの連続であったなら、海外に住んだら驚きすぎて息が止まるのではないかと思うほどだ。つくづく上京組や華…

具だくさん

この時期、スーパーに行くと受付カウンター脇に、どーんとデカい鍋や鉄板や炭が置かれ「○月○日○○様」などと書かれていたりする。 芋煮会用に鍋やら食材やらを予約した人のために準備されているのだ。 初めてそれらを見たときには大変驚いた。なにせ、特に案…

一週間の歌

木曜日、無職の私に友人鮭太郎からLINEが来た。 「土曜日、梨買いに行こうよ」 即座に「行く!」と返答したが、あとでしみじみと考えた。 「梨買いに行こうよ」なんて誘いを受けたのは生まれて初めてだ。梨なんて八百屋かスーパーで日々の買い物の中で購入す…

そのへん

関東で3年ほど育てていたぬか床が、引っ越しで無理をさせたせいか、はたまた仙台の湿度に合わなかったのか、ダメになってしまった。 それで全部処分した。 以前の記事でも書いたが、この「米の国」ではスーパーや市場に並ぶ「ご飯の友」がやたら充実している…

米の国

仙台に引っ越してきて、1ヶ月半。 広大な水田の姿にも少しずつ慣れてきて最初ほど驚かなくなった。 これは8月中旬の水田だ。だいぶ稲穂が実っている。そろそろ早稲種の稲刈りは始まっているそうだ。 そして友人鮭太郎には言われた。 「お米、大丈夫?足りて…

ジンジャーシロップ

ちょっと前に友人に泉ボタニカルガーデンという所に連れて行ってもらった。 仙台は土地があることもあり、最近の流行でもあるのかあちこちにボタニカルガーデンがある印象。 この丘の上の東屋で病弱なお嬢様ごっこなどした。 「わたくしにはこのお庭だけが世…

ご当地あんかけ

小学生の頃に読んだ、子供向けの本の中に「勝ったら官軍、負けたらあんかけ」と言う囃子言葉が出てきた。確か灰谷健次郎あたりの本だったような気がする。 この「負けたらあんかけ」の意味がまるでわからなくて、先生か親か、ともかくまわりの大人に尋ねた所…

銀の匙

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)作者:荒川弘小学館Amazon 漫画「銀の匙」が結構好きだ。 北海道の畜産高校に入学した非農家の男の子が様々なカルチャーショックを受けながら農業を学んでいくお話で、1巻、2巻あたりではとにもかくにも食…

野生の王国

以前に仙台に遊びに来たときには道の駅にたくさん連れて行ってもらって、野菜をかついで関東に帰った。 その中でも印象的だったのはなめこだ。 なめこと言えば、私はよくある、四角いパックに入ったものしか知らなかった。 こういうやつ。 だが、道の駅で売…

暮らすって

暮らすって物入りねえ ジブリ映画「魔女の宅急便」の中のキキのセリフ。 「暮らすって物入りねえ」 本当よねえ。引っ越し前にあれこれ処分しても、引っ越した後また買い足したりもするものね。 昨日は片付けに絶望し、計算違いばかりで「私はバカか!」と己…

知らないはずの味

子供の頃からずっとひそかに不思議だった。 バナナ味のお菓子は味も匂いもバナナとは違う。なのに、なぜあれをバナナ味だとみんなが思うんだろう。 青春のメモリー いちごオレ いちごオレだって、いちご味のお菓子だってそうだ。果物のいちごとは明確に違う…

わたくしという現象

わたくしという現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 宮沢賢治詩集「春と修羅」より 新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)作者:賢治, 宮沢新潮社Amazon こんな風にカッコよく、幻想的に己を語ることができればいい…

初夏の仕事

無職とは言え、やることはいろいろあるのだ。 去年の冬に仕込んだ柚子酢シロップ、1瓶は引き上げたけど、もう1瓶はずっと放置していた。 それをあけて、果肉は柚子ジャムに。 空いた瓶に今度は梅酢シロップを2kg仕込んだ。 それで満足していたら、他の人のブ…

思いもよらない

バスに乗れば、停留所のたびにアナウンスが流れ、言われる。 「走行中のお座席の移動は思わぬケガや事故につながる恐れがあり大変危険です。」 電車に乗ろうとすれば駅のアナウンスは繰り返す。 「駆け込み乗車は大変危険です。思わぬケガの原因となりますの…

おいしい金曜日

今日は、辞めた会社の同僚と女子会をしてきた。 外で飲み会をするなんて本当に久々だけど、こういうとき働く女子は頼りになるもので、美味しいお店をちゃーんと知っていて予約をしておいてくれる。 隠れ家古民家風の和風居酒屋さん。 東京にはおしゃれなお店…

カレーなる旅5 カレー男子

なんと本日はカレー伝来の日なのだそうだ。 鉄砲伝来は授業で習うけど、カレー伝来の日は習わなかったな…。 先日、ネットニュースで、小学生の大事件の漫画を読んだ。小学6年息子の事件簿 pic.twitter.com/Dk16MpWv4D— ひこちゃん書籍発売中☀️ (@YOTUGINOKO)…

やし酒とピナ・コラーダ

ある日、Amazonが私にとんでもない本を薦めて来た。 やし酒飲み (岩波文庫)作者:エイモス・チュツオーラ岩波書店Amazon 「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった」――。やし酒を飲むことしか能のない男が、死んだ自分専属のやし酒造りの名人を…

良き友

吉田兼好は徒然草に書いている。 よき友、三つあり。一つには、物くるゝ友。二つには医師。三つには、智恵ある友。 なんだ、なんだ。利用する気満々だな。吉田兼好め。徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)作者:角川書店KADOKAWAA…

カレーなる旅 4 innocent world

昨今では「大人の本気の砂遊び」とか「大人のどろんこ遊び」とか「絵の具まみれになって童心に還る」とか、子供みたいなことをすることで癒される体験が随分増えている。 でもわかる。 小学校高学年の時に学校にどろんこ砂場ができて、みんなで泥まみれにな…

鬼退治

来年の話をすると鬼が笑うって言うけど、来年も再来年も幸せでいたい。 節分の作法について割りと気にかかるタチだ。 最近ではあまり見ないけれど、以前住んでいた団地では節分をきちんとやる人がいて、ちゃんと玄関先に柊に刺したいわしの頭を飾っていた。 …

ドジで間抜けなもの

他所様の玄関先にモッコウバラが咲き誇っているのを見かけて嬉しくなった。モッコウバラってこう、惜しみなくじゃんじゃん咲くところがいい。ああ、春から初夏になっていくなあ、としみじみする。 そんな風に季節がどんどん移ろい、暖かくなるので、我が家の…

手強いやつ

最近雨ばかりでちょっと涼しいので油断していたが、今日は急に暖かい。会社帰りに外に出たら空気がもわっとしているので驚いた。 しまった、味噌汁を出しっぱなしで来てしまった。 カンガルー日和 毎年だいたいこの時期は、出しっぱなしの味噌汁や麦茶が傷ん…

シウマイとアレ

横浜市民のソウルフード、シウマイ弁当。 子供の頃、高校野球を見に横浜スタジアムに行ってはシウマイ弁当を食べ、新幹線に乗る時も必ずシウマイ弁当を買い込み、母親がご飯を作るのが面倒な日にもシウマイ弁当を買って帰り、ラグビーワールドカップでも相撲…

みんなが好きなもの

学生時代、一人暮らしの男の子の家にみんなで遊びに行った時、その子の本棚にミリオンヒットのCDとベストセラーの本ばかり並んでいるので 「なんかTSUTAYAみたいなラインナップだね」 と言ったら、彼は真面目な顔で答えた。 「だって、ミリオンヒットやベス…

すてきなホリデイ

ケンタッキーのCMの「クリスマスが今年もやってくる~♪」みたいに浮かれて歌いたい。 「たけのこが今年もやってきた~♪」 たけのこを買ってきた。 若い頃は面倒でたけのこなんて買わなかった。けれど年をとるにつれて「この時期しか食べられないから」とちょ…

先人の轍

プロ野球、西武の試合がデーゲームだったり、有料のフジテレビTWOでの放送だったりして見れないけど、連敗だから見れなくていい…。いいんだ…。 この前、辛い麻婆豆腐を美味しく食べることができたので、「辛いものが好きになったのだ!」と喜びいさんで麻婆…