そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

お前を食べるため

グリム童話の赤ずきん。赤ずきんがおばあさんをお見舞いに行くと、おばあさんに変装した狼がベッドに横たわっている。 「おばあさんの耳は大きいのね。」 赤ずきんちゃんが聞くと、おばあさんに化けたオオカミは、言いました。 「お前の声を聞くためさ。」 …

そのへん

関東で3年ほど育てていたぬか床が、引っ越しで無理をさせたせいか、はたまた仙台の湿度に合わなかったのか、ダメになってしまった。 それで全部処分した。 以前の記事でも書いたが、この「米の国」ではスーパーや市場に並ぶ「ご飯の友」がやたら充実している…

三つ子の魂

仙台に引っ越す前に久々にかえる姉さんとお茶をした。 かえる姉さんは若い頃に劇団で一緒に働いていた先輩で、仕事に関しては大概姉さんから教わった。 今は姉さんも劇団を辞めて別の会社で働いているが、あれこれ先回りしてものを考えては周りの人に「考え…

とりとめのない日々

「もう辞める」と決めて、他の人にも話をしたら少しは気が楽になったけれど、仕事は相変わらず暇だ。 昨日はメインの仕事が浄水器のカートリッジ交換だけだったし、今日は電報を捨てる仕事だった。 それなのに。ああ、それなのに、それなのに、どうしてこん…

100年の扉

この週末の仙台は定禅寺ストリートジャズフェスティバルやらオクトーバーフェストやらイベントが盛りだくさんなので、街に出ようと計画していたところ、なんと! 街なかの「藤崎」という地元百貨店で、仙台育英優勝記念で真紅の大優勝旗が展示されると言うで…

一瞬で壊れる

よく言われる言葉に次のようなものがある。 「森林破壊は一瞬でできるが、森を育てるのは100年かかる」 「信頼を壊すのは一瞬だが、取り戻すには長い年月がかかる」 似たようなのではバレリーナが「1日練習をさぼると自分でわかる。3日サボると観客にわかる…

米の国

仙台に引っ越してきて、1ヶ月半。 広大な水田の姿にも少しずつ慣れてきて最初ほど驚かなくなった。 これは8月中旬の水田だ。だいぶ稲穂が実っている。そろそろ早稲種の稲刈りは始まっているそうだ。 そして友人鮭太郎には言われた。 「お米、大丈夫?足りて…

ハレとケとシリ

ハレとケとは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。 民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表して…

白い朝

「濃霧注意報」という言葉を聞くたびにいつもとんがり帽子のノームが頭をよぎるけど。 ノーム 不思議な小人たち 新装愛蔵版作者:ヴィル・ヒュイゲン,リーン・ポールトフリートグラフィック社Amazon 仙台に来たら、天気予報でやたらと「濃霧注意報」が出る。…