立春の2月4日。今月も木馬亭に行ってきた。
お正月の浅草が恐ろしい人出だったので、少し身構えていたけれど、平日&コロナ感染拡大中ということで浅草寺も人影まばら。
お正月にお参りできなかった分、立春の今日、ゆっくりお参りをして、お守りも買った。
家から浅草まで、少し遠いから行く前はいつも「今月はやめとこうかな」とも思うのだけれど、来てみると「やっぱり楽しいな」と思う。
玉川 奈みほ「不破数右衛門の芝居見物」いつも最初は耳が大音量に慣れてなくてキーンとする。そこで終わり?って感じだった。
天中軒 景友「若き日の小村寿太郎」12月に月子さんで聞いたやつだ!浪士っぽい見た目の人で江戸っ子啖呵がよく似合ってた。
天中軒 月子「観世家宝肉付きの面」面白いお話だった。私、月子さん好きだなあって実感した。
玉川 奈々福「仙台の鬼夫婦」これも面白いお話。奈々福さんは華があって、客あしらいが上手な感じ。
澤 惠子「裸川」太宰治の新釈諸国噺から。話し方が昔の学校の先生みたいな感じの方で懐かしかった。
神田 すみれ「夜もすがら検校」最近何かにつけて琵琶平家物語の話聞くから、もうFODのアニメ「平家物語」見ちゃおうかと思ってる。
鳳 舞衣子「君が代ができるまで」最近買った「ニッポンの音楽批評」という本がちょうど日本に洋楽が入ってきたところから始まるので、あの本読まなきゃ!て思った。
ああ、やっぱり来てよかった。気分のいい帰り道、初めて浅草地下街へ。
なんでも、日本最古の地下商店街なんですって。
本当に短い区間なのだけれど、昭和の雑多なガチャガチャした感じ、薄暗さ、映画のセットみたい。
すぐに東京メトロの見慣れた真っ白い電気の光る改札が見えてくるけど、そこから振り返ると、過去を通り過ぎて来たみたいな不思議な気持ちになる。
映画「メトロに乗って」を思い出した。