そういえば

帰ってきたおばあさん。

相撲ニュース 3/25

若元春2場所連続勝ち越し「有名人に会った感覚で毎日相撲取っている」あこがれ遠藤撃破

対戦相手の遠藤を「あこがれ」と表現。「僕が幕下でくすぶっている間に上にいったお相撲さん。スターというか、すごいお相撲さんだと思っていた」。
上位の力士との対戦が増えてきたが、実感がない様子。「不思議な感覚。有名人に会った感覚で毎日相撲を取っている。数年前の自分からしたら考えられない状況にいる」。

荒汐部屋の「大波3兄弟」の次男で、弟で三男の関脇若隆景は11勝1敗でトップを走っている。「弟が優勝争いをしているのは刺激になる」とうなずいた。

弟の「武士!」って感じの寡黙さもカッコいいけど、兄のこの素直な喜びようもすごくいい。もう昨日ホントニコニコだったもんな。
玉鷲みたいなアイドルの素質あると思う。

二所ノ関親方 予想外の立ち合いで「作戦勝ち」の高安、初賜杯へ流れ良し

私も予想していなかった高安の立ち合いでした。完全な「作戦勝ち」。前日の敗戦を引きずることなく、しっかり考えて土俵に上がったことを評価したい
私も初優勝の場所は9日目に琴将菊に完敗して連勝が止まりました。若い頃ならズルズル連敗したでしょうが、それで目が覚めたというかスイッチが入りました。それまでの数々の経験が生かされたと思っています。高安も場数はたくさん踏んでいます。冷静な相撲で連敗しなかったのは価値があります。残りは3番。流れも良く勘もさえている今場所は期待に応えてくれると信じています。

稀勢の里、きっとこの記事の4倍くらい喋ってるだろうな。もし高安が初優勝したりしたら、4時間ライブできそうなくらい延々とアツく語りそう。そういう愛が爆発しちゃうところ、好き。白鵬についても長々語りすぎてNHKにカットされてたし。

若隆景、理詰め11勝 体格差なんの!初Vへ低姿勢

「下から(攻める)という意識を持って相撲を取った」「一日一番、一生懸命取るだけ」

連日繰り返すフレーズをこの日も淡々と口にした。多弁ではなく求道者の風情だが、新大関御嶽海や若隆景を指導した東洋大相撲部の鈴木章広コーチ(35)は「親分肌なところがある」。当時、同部の主将は村田(現幕下朝志雄)で、大波(若隆景の本名)が副将。陽気でライト感覚の主将に対し、チームの規律や底上げに腐心したのが大波だった。

鈴木コーチによれば、若隆景は1年生にもアドバイスを惜しまず、空気が緩んだときには進んで引き締め役になった。一目置かれる存在は、新選組」の副将で実質的な指揮命令を発したといわれる「土方歳三」をイメージさせるという。

土方さんなのかー。
「陽気でライト感覚の主将に対し、チームの規律や底上げに腐心した大波」
暴れん坊将軍にハマってる私としてはこの文章から想像したのはもちろん上様と大岡越前守忠相。

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横内正、最高にステキよねー。

若隆景、若忠相なのねえ、って思ったら余計にキュン♡

尾車親方が解説…1敗死守の新関脇・若隆景へ「これからは眠れない夜との闘いだ」

これからは眠れない夜との闘いだ。同じ1敗の高安にも同じことがいえる。多くの力士が眠れない夜に潰され泣いてきた。恥ずかしながら私も経験者の一人である。2差あるとはいえ、若隆景と高安のどちらかが賜杯を抱くとは、決して断言することはできない。


残り3日の戦いが栄光への架け橋だ!…って刈屋さんにカッコよく言ってほしい。



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北の富士コラム

何度も言っているのでうんざりするでしょうが、私は若隆景が千代の富士にだんだんと似てきているようでならないのです。小兵のわりに頭を下げることを嫌い、上手を引いて投げばかり打っていた千代の富士が、左上手を浅く引き、投げを打たずに前に出る相撲を取りだして一気に強くなったころを思い出します。

力士はある時、突然、大変身することは珍しくありません。若隆景も入幕した頃は全く目立たない存在だったように思います。ただ、足腰がしぶとく、細身だが力が強く、左からの攻めがうまい力士とみていました。やはり、その時から千代の富士と重なるところがあったのでしょう。
 
私はそれまで栃ノ海関の方が、若隆景が目標にする力士だと思っていました。今は、はっきりと言えます。若隆景は千代の富士を目指してもらいたい。

おっつけの強さばかりをほめているが、若隆景の相撲を支えているのは強靱(きょうじん)な足腰である。前に出る時も、守勢になっても下半身は乱れることはない。特に、攻めて出る土俵の詰めの素晴らしさは天下一品。見事のひと言に尽きる

何度もいいたくなる北の富士さんの気持ち、わかる。
私も感動したこと、何度も言いたくなる。


大体、今場所の若隆景がすごすぎるのだ。
語彙をなくし、言葉を失うくらいにすごいのだ。
それで、同じことばっかり何度も言ってしまうよね。それしかないものね。
すごい、強い、カッコいい、素晴らしい、見事、文句なし、男前。