いい女
こちらのサイトによると、いい女とは
- 肝が据わっている
- 華がある
- ミステリアスなギャップがある
とのこと。それで言ったら、小池栄子一択だ。
あれはすごい。すごい、いい女だと思う。
この前、初めて「鎌倉殿の13人」を見た。
なんでだか私の中で毎回「鎌倉殿の18人」だと思ってしまう。どこで5人増えたんだ。
どうにもこうにも「決まった曜日の決まった時間を空けておかなければならない」というのが苦しくて、大河ドラマも朝の連続ドラマも月9や連載漫画もリアタイできずにいたが、いまやオンデマンドのある時代なので、少しハードルが下がった。
それでNHKプラスで「鎌倉殿の13人」を今更見て、小池栄子の目ヂカラにやられる。
すっごいなあ、小池栄子。
あの目の見開き具合。どう見ても「ヤバい女」だ。
ヤバい女演じるの上手いよなあ。「パーマネント野ばら」の小池栄子も良かったもの。
男にだらしなくて、狂ってて、でもあったかい母性があって。
パーマネント野ばらで小池栄子の肝の据わり方に感銘を受けた頃、ちょうど佐藤江梨子が出ていた舞台を見る機会があって、彼女の演技力にも驚いた。佐藤江梨子も肝の据わった演技をしていた。
それでしみじみ、イエローキャブの女ってすごいな、と思った。
元々グラビアアイドルで、演技畑の人じゃないし、と実はあんまり期待していなかったのだ。でも全然違った。
グラビアアイドルだからこそ、なんだろうか。あちこち相当露出しているからかしら。
彼女たちの「見たいなら見な!」とでも言うような肝の据わり方。ある種の開き直りというか動じない感じ。
かっこ悪いところも狂ったような姿も、ぐっしゃぐしゃに泣き濡れた顔も、平気で本気で見せてくる。
すごいな。そしてカッコいい。こいつは間違いなくいい女たちだ。
男子が夢中になるのも納得だ。
どんなに狂おうが鼻血出そうがカッコ悪かろうが、そんなことではブレない部分があって、私でさえそこに母性や安心感を感じるものな。
小池栄子や佐藤江梨子がママのバーがあったら通っちゃいたくなるもんな。
彼女たちの「だから何?」「それくらいどうってことない」って言うような肝っ玉母ちゃん感、見習いたい。
大好きな映画、ヘアスプレーのメイベルに通じるところある。
さてさて、今後「鎌倉殿の13人」で小池栄子はどうなっていくかしら。
どんな表情を見せてくれるかしら。どんな狂気を、どんな人間臭さを。
楽しみ。