先日、「ヨガに行っているんだー」と友人に言ったら、友人も「私もホットヨガに行っているの」と言って、ヨガの先生の真似をしてくれた。
「今日も健康なご自分の体に感謝いたしましょう」
ああ、どこのヨガの先生もそういう感じで言うんだなあ、としみじみした。
私が通っているヨガスクールの先生もゆっくりした優しい口調で
「ご自分の、体の中にある、こわばりや、肩に入っている力、そして、重たい気持ちを、手放しましょう」などと仰る。
なるほど。これがヨガの先生の話し方なのか。
さて、2022年になってから、仕事を辞めようかとあれこれ悩んで、辞めることにしたり、転職活動しているうちに「そうだ、仙台へ行ってしまおう」と思ったりで、迷ったり悩んだりすることが大変多い。
もちろんそのたびに友達や周りの人と話したりもするけれど、ただただ励まして欲しくて占いを頼りにしたりもする。
星占いは以前から見ていたが、今年からはタロットリーディングもよく見ている。
ともかく励ましてほしいだけなのだ。
お正月に見た「NHKの先人たちの底力 知恵泉」でも占い特集があって、「昔の武将も戦の時期の見極めや、自分を鼓舞するために占いを利用していた」と言っていた。正にそれだよ。背中を押してほしいのよ。
励ましてくれる人は100人でも200人でもほしい。
そんな訳で、youtubeでタロットリーディングをよく見ているが、そうするとだんだん「リーディングで繰り返される言葉」が気になってくる。
- メッセージを受け取ってください
- 手放しましょう
- 豊かさを受け取ります
- あなたはとてもスピリチュアルな人
どの動画を見てもだいたいこの言葉が出てくる。これがタロットリーディングの話し方なんだろうな。
そしてこちらがちょっといじけた気分の時だと「メッセージって何?」「手放すってこれ以上何を?ミニマリストになれと?」とイラっとしたりもする。
まあ、でもそもそもタロットカードのもつメッセージ自体がそういうものなので、ヨガと同じで人間は、自分の体に感謝したり、悪いものや不要なものを手放したり、小さな幸せを見つけて感謝したりしながら生きるのが幸せなんだよ、ということなんだろう。
そうやって背中を押されて、そうだ引っ越そうと思い立った途端、あら不思議。
「手放すってこれ以上何を」と思っていたけど、まだまだ手放して捨てるものたくさんあるじゃないですか。
それでせっせと、あれを捨て、これを捨て、と手放している
でも明日はヨガでまた「手放しましょう」て言われるんだろうな。
疲れと不安を手放しに行くか。