そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

あの日見た納豆

なんだかこうポヤポヤとしてやる気が出ないので夕ご飯も納豆ご飯だ。
一年の終わりにこんなことでいいのか、などと思いつつもどうも気が乗らず、みちみちと納豆をかきまぜていたら、久々にあの夏に見た納豆ブローチのことを思い出した。

f:id:dengpao90:20211229211134j:plain

5年ほど前に、仙台のうみの杜水族館で、前を歩く小学生のリュックサックについていたブローチで、こっそり接近して隠し撮りしたのだ。
このブローチの芸の細かいところは二粒が糸を引いて垂れ下がり、ぶらぶら揺れるところだ。
誰がこんな素晴らしいブローチを作ったのだろう。学校のバザーなんかで売られているんだろうか。

たまに思い出してあの写真を見る。あの時の仙台旅行の写真で最も見るのはこの納豆と、仙台巡業の琴恵光の写真だ。
何度見ても素晴らしい。
そしてどこかで売っていないかとハンドメイド作品の通販サイトCreemaなどを見てみるが見つからず。
www.creema.jp

手に入らないとそれだけで、さらに素晴らしいものに見えてくる。
あの子供はまだあの納豆ブローチを大切にしているだろうか。どこかに落としてしまったり捨ててしまったりしただろうか。
それとも年頃になって「ダッセ」とか言いながら捨てただろうか。

納豆ブローチにも、あの子供にも、ブローチの作者にも、みんな幸せでいてほしい。
そう思いながら納豆ご飯を食べている年の瀬。