三つ醜い浮世の鬼を
ここ最近、私の見るテレビ番組に高橋英樹の登場率が高い。
高橋英樹の抜群の安定感に心癒されつつも、実感する。
こんなに英樹が出てくるなんて、私も年を取ったものね。
見る番組が高齢者寄りになったってことね。
高橋英樹、どの番組を見ていても「すごくいいおじさん」だ。
いい人なのだ。気配りもできるし、若い子にも優しい。
まあ、でもテレビに映るところでは誰だってそうだろう。本当は何かダメなエピソードがあるはずだ。
…と、私の中の醜い鬼が顔を出す。
それで調べてみたけど、驚くことに悪いエピソードがないのだ。高橋英樹。
なにせ、「愛称は、ナイスガイ」だ。1962年に週刊平凡誌上で公募を行った上で決定されたそうだ。
wikiを読んだ中で一番悪いエピソードは、「後輩に奢りすぎて借金が3500万円」くらいのものだ。しかも真面目に働いて返済している。
もっと、なんかこう、人の世の生き血をすするようなのはないのか。
探しても、出てくるのは真麻の話と若い頃のイケメンぶりばかりだ。
そんな訳で、私の中の醜い鬼はすっかり退治されてしまった。
安心してこれからも高橋英樹を見よう。
BS日テレの桃太郎侍も録画しよう。
