そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

相撲ニュース 5/11

相撲好きの友人と話をする中で、友人が「相撲好きの女性を”スー女”っていうのがちょっと気に入らない」と言っていた。

そりゃ、お相撲はLOVEだけども


確かに「スー女」ってなんかねえ…。


それで友人が考え出した呼び名は「おかみちゃん」
ともかく推し力士の「部屋のおかみさん」みたいな気持ちで、誰かが応援してくれたり褒めてくれたら「ありがとうございます、ありがとうございます」と頭を下げる。悪い女につかまらないか、という余計な心配もする。優勝やら勝ち越しやらしたら、ちょっといいご飯を食べる、みたいな。
…そうね、そっちの方がしっくり来るわね。ついつい「おかみちゃん」気分でお相撲見てるものね。


けど、実際のおかみさんはそんな楽なものじゃないだろう。自分がもしも万が一生まれ変わってお相撲さんと恋に落ちたとしても、「将来的におかみになれるか」と思ったら躊躇するものな。
そんなおかみさんについて、安美錦が論文を書いていたってニュースを読んで感心した。

安美錦が過ごしたコロナ禍の3年間 待っている人がいるから開催できる再延期の末の引退相撲

修士論文のテーマは「相撲部屋におけるおかみさんの役割について」。質問を精査し、相撲部屋のおかみさん6人にインタビューした。


相撲部屋のおかみさんは、特殊な存在だ。協会員でないから、給料は出ない。しかし、力士の母親代わりとして部屋を切り盛りし、後援者との付き合いも多い。妻でもあり、母としての顔を持つ場合もある。将来的な独立を視野に入れる安治川親方にとっては、今後の人生に研究テーマが生きてくる。


相撲協会としては、今後の相撲部屋の可能性を広げるためにも、おかみさんたちに講習会の機会を設けることも大切ではないか。協会の講習会に参加したり、ビジネススキル向上の講習会があってもいいと思います。弟子たちにとって何がいいかを考えた時、経営や普及の面で、おかみさんにはまだ可能性がある。そういうことにも取り組みました」

これ、すごく興味深いテーマだと思うし、今の時代にも即していると思う。
「無償で奉仕するおかみさん」のままじゃなくて、講習会なんかもやって「仕事としてのおかみさん」になっていって、ちゃんとお給料も支払われたらいい。
男女共同参画社会とかSDGsとかにもつながる話だと思う。


すごいな、安美錦。男社会ゴリゴリの相撲界に、伝統は守りつつも「良い変化」が起きていったらいいな。
そうしたら、私達もまた安心して「相撲ファン女子=おかみちゃん」て笑いあえる。

初の東大出身力士・須山は金髪チャラ男の「スーパーサイヤ人」だった 東大相撲部同期が明かした

角界での第一歩を快勝で飾った注目の新弟子は、「東大なので東大関と大きな夢を掲げた。

入学時の須山は筋肉質で体格は細身。長髪でピアスも光らせ、第一印象は「すごいチャラい人」だった。入部後すぐに金髪にし、自称「スーパーサイヤ人に変身。

頭いい人って変わり者が多いな。
頭いいだけのお坊ちゃんだとやっていけないだろうし、これくらい我が道を行く感じの人だと、ちょっと安心する。

横綱白鵬間垣親方に聞く 若隆景・豊昇龍ら注目力士への期待と親方としての現在

  • 若隆景:おっつけが一番の持ち味だけど、それでもダメならすかさず四つに組んで勝つ。相撲の幅が広がっていると思うし、それがまさに私のよく言う『型をもって型にこだわらない』っていうところ
  • 豊昇龍は場所前「幕内力士のなかで、自分だけ型がまだない」と話していた → それが自分でわかっているならすごい。今は気持ちと体の資質と若さの勢いで勝っているけど、5年後に同じ相撲が取れるかといったらできない。今のうちに自分の相撲に合う先輩のビデオを見て研究して頑張ってもらいたい。千代の富士関も130kgなかったのに、重い相撲が取れた。そういったところを研究すれば、豊昇龍はちょっと面白いなと思う

この、白鵬へのインタビュー記事、すごく良かった。
白鵬の「他人を観察する力」すごいな、といつも思う。記事の後半で「宮城野親方は細かいことをあれこれ言わないが存在感があった。師匠のように自分に厳しく他人に優しい親方になりたい」という話をしていたけど、きっとなれると思う。
あれだけよく人を見ているから、弟子のこともちゃんと細かく見れると思う。おまけに自分はあれだけの成績を残した「伝説の横綱」だしね。

尾車親方から琴ノ若

“相撲力”がついてきた印象を受けるが、上を目指すにはさらなる地力が必要だ。初日、貴景勝を押し出した相撲を続ければ確実に地力はつく。勢いも大事にしてほしい。私が新三役となった1978年の初場所は強い2横綱、4大関が存在し、上を目指すにはハードルが高すぎた。
現状は悲しいかな上位が手薄。番付には運も必要だ。チャンスだと思って一気に走ってもらいたい。まずは三役、そして父(佐渡ケ嶽親方=元関脇・琴ノ若)が果たせなかった大関という夢をかなえてほしい。

今日も琴ノ若愛が炸裂尾車さん。たしかに上位が手薄…。
それにしても、初日の貴景勝戦で貴景勝琴ノ若が1学年違いと聞いて驚いた。琴ノ若の「頑張ってる若手」感もすごいけど、もっと早いうちから大関になって、責任を背負い、世間にあれこれ言われながらもじっと我慢して頑張ってる貴景勝、本当にすごいよな。

北の富士コラム

正代:何度、同じ負け方をすれば気が済むのかと理解に苦しんでしまう。もう言うだけ無駄である。どうぞ好きにやってもらった方が良い。期待をした方がバカを見るだけである。
御嶽海:昨日今日入幕したばかりの若手にかき回され、翻弄(ほんろう)された相撲は、横綱候補にはほど遠いものであった。単に下位力士に弱いだけでなく、本当にそれほど強くないのかもしれない。
貴景勝:当たりも弱いし、体も軽く、残す力がない。負けても以前のように悔しさが顔に出ない。早く言えば、やる気がない。そして私は文句を言う気にもなれない


皆さんも3大関は休場中と思った方が良いと思います。

今日は怒り心頭でボヤキまくりのおじいちゃん。
でもなんでかしら、北の富士さんのぼやきはあまり嫌な気持ちにならない。逆に「かわいいな」と思える。
この前、国技館で後ろに並んだ茨城弁のおじいさんが「白鵬じゃねえか!俺アイツ嫌い」って言ったのにはムカムカしたのに。
相撲愛があるからかな。

大相撲 5月場所 三日目

午前中は猫とイチャイチャして、家のことや中国語の勉強をして、午後は相撲を見て、贅沢な忙しさだ。
ずっとこんな日が続いてほしい。宝くじ当たったらこうして暮らすわ。

十両

【●美ノ海×栃丸○】突き出し 栃丸、阿炎みたいにどんどん突っ張って前に出てった。
【●貴健斗×熱海富士○】寄り切り 立合いの迫力すごい。

二日目。タオルを顔にあててしばらく動かない熱海富士を二所ノ関さんがガン見してた。

【●島津海×平戸海○】押し出し  平戸海立合いでぱっとまわし取ってお上手だったわ。
【●魁聖×朝乃若○】すくい投げ 朝乃若先場所元気なかったから心配してたけど今場所は元気で良かった。
【●矢後×錦富士○】寄り切り 錦富士いいねえ!矢後が取り組み中、どんどん真っ赤な顔になっていってた。
【●大奄美×炎鵬○】下手出し投げ 炎鵬、軽やかですごい。大奄美との体重差80kgだって!
【●天空海×北の若○】すくい投げ 天空海かけ投げに行ったんだけど同体取り直し→更に物言いついたけど軍配通り。天空海よく頑張ったのに残念だったな。

幕内

【●荒篤山×翠富士○】寄り切り いやあ、翠富士、体の大きさ全然違うのに、根性の食らいつき。カッコよかった!
今日は土俵の進行が遅れたせいで、横綱土俵入りも遅れて、中入りもほとんどなかったから、横綱土俵入りの露払いを務めた翠はダッシュで花道入ってきたらしい。サポーター付ける時間もなかったんだって。頑張ったな!

二日目。横綱土俵入り。


【●明生×佐田の海○】寄り倒し 明生も頑張ってたけど、それ以上に佐田の海が若手感出してた。
【○琴勝峰×錦木●】下手投げ 二人とも良かった。錦木はよく攻めたし、琴勝峰はよく耐えて逆転。

琴勝峰の付け人さん、華やかな浴衣。アロハシャツみたいで夏っぽい。

【●栃ノ心×照強○】寄り切り 栃ノ心に吊られそうになったあと、吊り返す照強のタイマン勝負すごい。
【●志摩ノ海×若元春○】上手投げ 若元春、くるっと回り込んだ。若元春、背中二の腕尻腿、後ろ姿の筋肉がもうめちゃめちゃ男前。
【○宇良×琴恵光●】押し出し ああああー。琴恵光~。

昨日勝ったあと、審判交代&時間調整でずーっと立たされてたから疲れちゃったかな。

【●阿武咲×玉鷲○】突き落とし 玉鷲が日に日に若返る。初日の話で出てた、部屋の力士2~3人に前後から挟まれながらの稽古が生きたんですって。
【○若隆景×遠藤●】上手出し投げ 若隆景!遠藤相手になんかベテランぽいのどうなの!すごくない?

【●御嶽海×琴ノ若○】突き落とし 物言いついて軍配差し違えで琴ノ若の勝ち。わーお。
【○高安×貴景勝●】押し倒し 先場所、今場所の高安がどうしても大関高安に見える。

琴ノ若インタビュー

  • 攻め込まれてしまった。土俵際ギリギリだったんですけどなんとか残せて良かったです。
  • 足が俵の上にあったのはわかった。気持ちを切らさず、どういう結果でも気を引き締めていけるようにと思った。
  • 大関を倒して嬉しいです。体がしっかり動いてくれている。
  • 明日の横綱戦、思い切って自分の相撲を取りきるだけ。

高安インタビュー

  • 今日は切り替えて前に出て勝って良かった。
  • しっかり当たって攻めれたので良かったです。
  • 体調もいいので引き続き集中して明日も頑張ります。


正代…。正代が今場所も心配…。照ノ富士も勝ったけれど、あんまり良くなさそうでまだ心配。
若い子が頑張るのも楽しいのだけど、やっぱ貫禄のある上位陣が見たいんだ。

相撲ニュース 5/10

かつてチケットセールスに関わっていた頃に、大相撲の八百長問題があった。
当時の私はまるで相撲に興味がなかったので、特にどうとも思っていなかったが、職場に両国生まれ蔵前在住の江戸っ子先輩がいて、「大相撲のチケットが売れ残っている!!これは大変なことよ?」と大騒ぎしていた。
あの時思った
そうか、大相撲というのはチケットが売り切れて当然の人気商売だったのか、と。


昨日は国技館に行ってきたが、ゴールデンウィーク明けの平日、コロナ禍というせいもあるのか、大相撲の行く末が心配になるほどガラガラに空いていて、あの時の先輩の驚きの表情が脳裏に蘇ってきた。
空いてるのも嬉しいけど、満員御礼の国技館が懐かしい。

2019年の初場所

白鵬

白鵬間垣親方トークイベント V45超える力士に期待「そんな男と酒飲みたい」

司会の音羽山親方(元幕内天鎧鵬)から「45回を超える人は出てきますかね」と問われると、「出てくる。記録は破られるためにある」ときっぱり。「何年後かにそんな男が現れたら、その男とお酒飲みたいね。アドバイスとかしたい」と笑顔で語った。


伝説の戦国武将みたいなコメントだな。白鵬。さすが。
トークイベントは行けなかったけど、白鵬展は見てきた。外で記念撮影している白鵬も見た。小柄だった!

白鵬座布団に座って写真撮ってもらえるサービスがあって、もちろん座ってきた。

白鵬間垣親方に新たな夢!? 運転免許取得を熱望「レースとかにも出てみたい」

また、現役力士は運転禁止となっているが「親方になったら運転できるからね」と間垣親方。将来的な運転免許取得を目指しつつ「レースとかにも出てみたいね」と冗談交じりに新たな夢を掲げた。

レーサーか!体も大きいし、普通のレースだと車体に入らなそうだから、日野自動車とかでダカールラリーに出てみてほしい。モンゴル出身だし、広いオフロードを走るのが似合う気がする。

豊昇龍 4度目の対戦で御嶽海から初白星「相手は大関、自分を信じて思い切りいきました」

ひとまわり大きくなった体、あり余る力を感じさせる太い首。番付発表後の力士会で体重を量ると、先場所から一気に9キロも増え自己最高の141キロを記録した。千葉・日体大柏高に留学したときは66キロ。太ることが課題だったが、助けになったのが子どものころから得意としていた料理の腕前だった。
「母親に教わって…。料理は女性がつくることが多いけど、お母さんはそれじゃ駄目だって。男の人もできないとって」

昨日2階席から見ていて、「あれ?豊昇龍、おしりがぺしゃんこになった?大丈夫?」と思ってしまったが、そうか、体全体が大きくなったからお尻が小さく見えただけなのか、失礼しました。
それにしても「お母さんがそれじゃダメだって」って言うのが、小学生みたいで可愛いな。
玉鷲スイーツとか豊昇龍のお惣菜とか、そういうの売り出してほしい。

尾車親方の解説

琴ノ若が生まれた時から成長を見守ってきただけに将且(まさかつ)と呼ばせてもらう
正代との一番、攻めの姿勢が将且に軍配をもたらした。
左膝を痛めてから将且の相撲内容が変わった。
連日の大関撃破。この晴れ姿を天国の私の師匠(琴桜)に見せたかったと思うと私の胸も熱くなってきた。

いきなり冒頭から「将且宣言」
そして将且、将且、と繰り返す愛の爆発ぶり。これこそ尾車さんの本領だなあ。この愛の深さ、大好き。
琴ノ若が結婚したら、尾車さんの披露宴スピーチ、すごいことになりそう。聞いてみたい。

北の富士コラム

若隆景の負けは正直言って少し早すぎた感じがする。もう少し勝ち続けてほしかったが、この負けは玉鷲を褒めるしかないだろう。
敗因は、相撲がうまく運び過ぎ、勝ちを急いでしまったと思われる。欲を言えば、おっつけより前みつをひいて、寄った方がより万全ではなかっただろうか。しかし、それを言っちゃおしまいである。少々、元気が過ぎたと思ったほうがよいだろう。


元気と言えば、豊昇龍が素晴らしい相撲で御嶽海を押し出した。やはり、血は争えない。朝青龍も組んで良し、離れて良しの万能力士だったが、豊昇龍もどうやら、そんな道を歩くかと思えば楽しみである。それにしても、御嶽海は実に下位力士によく負ける。これでは、横綱はとても望めそうにない。


今日はおじいちゃん、上機嫌だな。昨日の相撲、楽しかったもんな。
期待の若手をどんどん褒めておいて正代御嶽海を散々落とすあたり、「お、いつもの調子がでてきたな」と思わせる。
北の富士さんがお元気だと嬉しいし安心。

夢の国技館

両国からもう少し千葉の方に行くと、みんなが大好きな夢の国がある。
あそこに行くときはみんなもう何日も前からウキウキしてあれこれ計画するんだろう。どうやって回ろう、何に乗ろう、何食べよう、どのイベント見ようとか。誰と握手しようとか。


私にとっては国技館がそんな夢の国だ。
初めて来た日からずっとそうだ。ちゃんこ食べて、グッズ見て、親方と握手してもらって、入待ちしてキャーキャー言って、焼き鳥とビール買って十両土俵入り見て、デザート食べて、横綱土俵入りに「よいしょー!」って言って。


コロナ禍が始まってしばらくは国技館に行けなくて、やっと行けるようになった今も制限は色々あるから、前とは違う。
でもそれでもやっぱり国技館に来れると幸せなものだ。
今回は仕事も辞めたので平日に来れた。
平日の国技館はこんなにもスッキリ空いてるのか。


昼前についたけどまだ相撲博物館もちゃんこも開いてないので賜杯を眺めたり、売店をひやかしたり。
土日だったらどこも行列なのに余裕もって見れていい。



ちゃんと若隆景の名前が前に来てる賜杯



スイーツ親方のパン売り場のところにこんなポスターがあってびっくり。
呼び出し重夫さん、啓輔さん、リッキーがエプロン三羽ガラスだったのか…。
しかも、重夫レッド、啓輔オレンジ、利樹之丞グリーンて!うっかり欲しくなっちゃう。



相撲協会のLINEスタンプの中で一番使い所に困るのがこの千代大龍の「金がいる」なのだけど、売店でLINEスタンプ販促のためにシール配ってた。



種類がいくつかあったけど、やっぱりこの「金がいる」を選んでしまった。
お金は大事だな。
てか、千代大龍、ホントこれなんなの?
金星て意味?



パンフレットはB4サイズになってた。
大きくて迫力あるけど、きれいに持ち帰るの難しいからA4とかでいいのにな。


さあ、ご飯も食べたしビールも飲んだので、戻って相撲博物館見て、ちゃんこも食べて焼鳥買おう。


夢の国は見るものやることいっぱいあって、忙しくて楽しい。幸せ!

相撲ニュース 5/9

二所ノ関親方

初の審判に「近くで見ると緊張感がある」呼び上げには拍手

この日の出番は三段目と幕内前半。紋付きはかま姿で座り「近くで見ると緊張感ありますね。碧山とか妙義龍が視界に入ると懐かしさを感じた」と振り返った。

きっと初日は本当にぐったりつかれただろうなあ。頑張ってほしい。あと物言いついたとこ見たい。

故郷・茨城に部屋創設 妻と力合わせ…将来は横綱大関出したい

先日、スポニチさんの報道にもありましたように一般女性との結婚を公表いたしました。彼女にはおかみとして二所ノ関部屋を支えてもらうことになりますが、2人で力を合わせて頑張っていく所存です。

引退後に大学院でいろんなスポーツを学んだことを生かし、新しい部屋作りに着手します。土俵を2つ設け、ミーティングルームや観光客用に部屋のオリジナルグッズを販売できるようなスペースも確保できればと考えております。

おかみになる覚悟での結婚、と思うと大きな決心だろうなあ。好き、だけじゃ無理だもんな。しかもあの面倒くさそうな男、稀勢の里!と思うと、パートナーの方、相当「腹の据わったいい女」だな。
そして稀勢の里、わりと商売っ気もあるんだな。まあ、部屋を運営していく以上、お金の大切さも身にしみるよね。

御嶽海“行司の尻借り星” 伊之助に衝突!体勢立て直し押し出し

使えるものは何でも利用して、御嶽海が激しい相撲を制した。先場所12勝を挙げて優勝決定戦にも進んだ高安との対戦。左差し、右おっつけで頭をつけたところから引いてしまい、相手の出足を一気に受けたが、後退したお尻が行司の式守伊之助にドスン。土俵下に飛ばされた伊之助を尻目に体勢を立て直し、最後は体を預けるように押し出した。

「尻借り星」って言うのか…。なんかシュールだな。でもカタカナで書いたらシリウスみたいにカッコいいだろうか、シリカリボシ。
それにしても伊之助、なんでいつもいいところで邪魔するの?
昨日はこのツイートでちょっと笑ってしまった。



尾車親方

大栄翔の一発の突きで上体が起き下半身も鉛筆のように棒立ちになってしまった。上体が起きても下半身が崩れないのが本来の照ノ富士だった。膝の状態は悪いと言わざるを得ない。
私も何度か経験したが、膝は決してウソをつかない。膝を悪くすると痛みに耐えながら相撲を取ることになる。さらに悪化させると竹馬に乗って相撲を取るような力が入らなくなる状態になる。

尾車さんて本当にお話上手だな。すごく例えがわかりやすいもんな。

北の富士コラム

  • 若隆景 北勝富士を豪快に小手投げで崩し。力強く寄り切った。
  • 琴ノ若 高校の先輩でもあり、相手は天下の大関。普通なら気後れしてもおかしくない相手だが、一歩も引くことなく正攻法で攻め勝った取り口は大いにほめても良いだろう。
  • 貴景勝 大関に昇進した頃の輝きを失っている。稽古不足
  • 隆の勝 別人のようにもろくなっている。稽古不足
  • 正代 先場所は辛うじて勝ち越して大関陥落は免れたが、今場所も勝ち越しに四苦八苦すると思われる。
  • 御嶽海 高安に攻め込まれ、行司に助けられたような一番(?)だったが、薄氷を踏むような相撲だった。それでも勝ちは勝ちだ。
  • 照ノ富士 予想通り相撲を取れる状態ではない。2日目次第では休場も十分考えられる。

おじいちゃんのぼやき炸裂。


さて、国技館へ行ってこよう。

大相撲 5月場所 初日

ついに5月場所始まった。

休場

逸ノ城 新型コロナウイルス感染のため
石浦 頸椎損傷の疑いのため

十両

【●千代嵐×栃丸○】突き出し 解説でも言われてたけどベテランの貫禄ある栃丸。
【●松鳳山×熱海富士○】寄り切り 関取最年長と最年少の対決。熱海富士、可愛い顔して負けず嫌いの男で、キュンとする。
【○平戸海×大翔丸●】突き出し 平戸海よく残した。先場所、足の小指を切って縫合手術受けてたらしい。恐ろしや。
【○島津海×武将山●】突き落とし 島津海、力強い。

花道談話

  • 栃丸、初めての土俵入りでつまづきかけた。それで一気に緊張がほぐれた。
  • 新十両の土俵入りと言えば、舞の海さんは初日に遅刻した。緊張はなかった。遅刻がいい方向にいった。

化粧廻し

荒篤山

今場所から横浜銘菓「ありあけのハーバー」の化粧まわし。
ハーバーは黒船よりもやっぱりダブルマロンが一番。



 

正代&豊山


ペコちゃんポコちゃんだった!かわいい。

御嶽海優勝扁額


「他の化粧廻しはないのか」と友人からLINEが来た。同じこと思ってた。

照ノ富士インタビュー

膝は前からずっと悪い。
最近押し相撲の力士と稽古できていないので、その感覚をちょっとでも身につけたいと合同稽古に参加した。当たりの感覚をつかむことができた。

若隆景インタビュー

  • 先場所の優勝、想像以上に周りの方々が喜んでくれて、そういうところから改めて優勝したんだなという実感が湧いた。
  • それとともに、これからもっともっとという期待の声に応えられるようにしっかりやっていきたい。
  • 常々言っている「下からの攻め」を徹底できたことが一番良かった。
  • 稽古場でも下からの意識でやっているし、四股、すり足、テッポウという相撲の基本動作を大事にしている。
  • ファンの方が「次の番付を」と言ってくださるので今場所からが大事だと思って、一日一番集中してしっかりやっていきたい。

幕内取組

【●翠富士×一山本○】突き出し 今場所から横綱土俵入りの露払いも務める翠富士。相変わらずいい尻ねえ~♡
【●東龍×豊山○】突き出し 豊山、土俵外に出た東龍にずっと手を差し伸べてた。ホント優しいな、豊山。いつも優しい。
豊山花道談話:好発進です。これが急ブレーキにならないように。場所前大関ともいい稽古ができた。

【●王鵬×明生○】押し出し 明生、力強い。今場所頑張ってほしいわー。
【○妙義龍×千代翔馬●】押し出し 妙義龍、肌艶いいわね。

舞の海さん:握手してますね。
北の富士さん:腕相撲じゃない、これ。偶然でしょ。
舞の海さん千代翔馬はずっと握手していたかったでしょうね。
北の富士さん大丈夫か、舞の海さん

千代翔馬談話:手首を持とうとしたら向こうから握ってきた。いやなので離そうとした


千代翔馬のコメントが、おっさんに手を握られた女子みたいで切ない。


【●琴勝峰×照強○】肩すかし 照強、お上手!勝ったあとの土俵下からのジャンプも可愛い。琴勝峰、背中の吸い玉跡がなんか怖い。
【●志摩ノ海×琴恵光○】寄り切り はー♡素敵ねえ、琴恵光。尻、腿、ふくらはぎの筋肉が超いい。野生の馬みたい。
北の富士さん そうとう力強いね、この人は(琴恵光)
【○宝富士×若元春○】寄り切り 若元春、今場所もいい二の腕。
若元春花道談話:宝富士関とはやりたかった。同じ左四つでどこまで自分の相撲がとれるか。相手の下手が切れた。これが良かった。


【●宇良×翔猿○】寄り切り 行事さんの装束もピンク。宇良が土俵下に落ちるところばかり最近見てる印象。
【○玉鷲×阿炎●】 突き出し うわー、玉鷲、若々しい。ヤング玉鷲
玉鷲は部屋に幕下以下の力士しかいないので二人や三人を相手に稽古しているらしい。玉鷲の前と後ろから挟み撃ちにするような形での稽古とのこと。北の富士さんは「よくわからんけど」って言ってた。


【○若隆景×北勝富士●】寄り切り 若隆景、いやー男前ー♡背中のしなやかさが素敵。
【○琴ノ若×貴景勝●】押し出し 琴ノ若、立合い前の顔が「男!」って感じになってた。こんな顔するようになったのかーとしみじみ。
【○御嶽海×高安●】押し出し 好取組なんだけど、伊之助なんでいつも邪魔するの…?
【●照ノ富士×大栄翔○】押し出し 照ノ富士絶対殺すマン、大栄翔。照の足が心配だ…。


北の富士さん&舞の海さん

北の富士さん二所ノ関さんが審判部に。やっぱり往年の人気力士が土俵下に座ってるってことは華やかになっていいですよ。あんまりお相撲さんよりか目立っちゃいけませんよ。
舞の海さん二所ノ関親方が結婚していたということで稀勢の里ロスになった女性の方も多いのではないでしょうか。
北の富士さん:余計なこと言わなくていいよ(笑)それよりか解説が聞けなくなったことが寂しいよ。

北の富士さん:(栃ノ心、締め込みを師匠から譲り受けたものに。4本目。)化粧まわしならわかるけど、締め込みは俺はいやだなあ。あまり使ってなかったのかな。

新序さん、34人だって。でも少子化で力士が減ってるらしい。


途中、碧山と魁聖を間違えて混乱する北の富士さんに、一瞬こっちが心配になった。
ああ、やっぱお相撲始まると忙しいけど楽しいな。
そして力士のみんな、本当いい体しててトキめくわ。


明日は国技館に行く。
今場所からいろいろ規制が緩和されて、座席での飲食が可になってた。アルコールも1本までなら飲んでいいんだって。
なんか社員旅行とか遠足みたいなルールだけど、少しずつ元に戻ってるの嬉しいな。

カレーなる旅 4 innocent world

昨今では「大人の本気の砂遊び」とか「大人のどろんこ遊び」とか「絵の具まみれになって童心に還る」とか、子供みたいなことをすることで癒される体験が随分増えている。


でもわかる。
小学校高学年の時に学校にどろんこ砂場ができて、みんなで泥まみれになって遊ぶという授業があった。
その時に「どれだけ、思い切って泥まみれになれるか」ということを試されていたような気がする。そして「ある程度年齢が上がっても進んで泥まみれになって無邪気に振る舞える人間こそ素晴らしい」みたいな風潮があの時点ですでに感じ取れた。


もう、そんなこと考えちゃう時点で全然イノセントじゃないのだけれど。

2015年夏 決勝 横浜高校×東海大相模


高校野球を見ていてもそういうところある。
「ユニフォームを真っ黒にして頑張っている姿、美しい」「汗と泥に塗れているから一生懸命」「必死でヘッドスライディングしたから感動」
大人がついつい求めるのはそういう絵面だったりするもんだ。



以前に地元の飲み友達だったまいこちゃんは、ネパールに何度か旅をするうちに感化され、帰国してからネパール料理の店を開いた。
もうその店はなくなってしまったのだけれど、そこで初めて「ダルバート」なる料理を食べた。



なんでもネパールの定食で、ご飯以外ほぼカレー風味のものが給食のお皿のようなものに載っている。
クミンが効いていたり、「外国のご飯」という感じで、すごく美味しい!と思ったわけではないが、妙にハマった。
まいこちゃんのネパール旅行の写真を見せてもらうと、みんな床にあぐらをかいて座り、この給食のお皿を膝に載せて手で食べている。


二度目にダルバートを注文した時にまいこちゃんが言った。
「良かったら手で食べてみてくださいよ。手で食べると、スプーンで食べるよりももっとずっと美味しいんです」
…そうか。そうなのか。そうだよな。現地では手で食べるんだもんな…。


ためらいつつもチャレンジしてみて驚いたことがある。
まずひとつ目は自分の中にあるタブー感。手でご飯を食べる、というだけで「自分は今、いけないことをしている」とつい思ってしまう。ネパールやインドでは当たり前のことが、日本に生まれ、箸が上手く使えないと叱られた自分にとっては大変な禁忌だ。


そしてもうひとつ目が、「手で食べるって難しい」ということだ。子供の頃にはきっと私も手づかみでご飯を食べたりしただろう。
でも今やろうとすると本当に難しい。上手く口に運べずボロボロとこぼれてしまうのだ。
「人差し指と中指に載せて食べたりするといいですよ」とまいこちゃんに言われるが、どうにもうまくできない。口に運ぶ手の角度もあるのだろう。



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最後に、カレーとご飯まみれになった右手をどうすべきか悩み、黙って洗面所に行って手を洗ってきたらまいこちゃんに笑われた。
「みんな、そうやって悩むんです。おしぼりで拭いていいのに!」
そうなのか。しかしどうにも食べ方が下手だし、手をしっかり洗いたい。


まいこちゃんは満面の笑みで言った。
「ね?マオさん、手で食べるほうがずっと美味しいでしょう?」
イノセントな心をすっかり失い、タブー感や食べ方や、食べ終わった手をどうするかにばかり気を取られていた私には、そんな違いはわからなかった。でも「大人の笑顔」で答えたのだ。「ほんとだね!」


あの店がなくなってから、ダルバートを食べる機会も失ったし、あれ以来手でご飯を食べたことがない。
カレーにハマってから、あのダルバートを思い出して、久々に食べたいな、と思っていたところ、近所の不思議なネパール料理屋がダルバートを出していることを知って、行ってみた。



こんな感じの豪華なやつで、お値段も高めだった。
待っている間、お店のネパール人たちがなにやら「ダルバート食べるんだって!あの子!」みたいなことを話している。
そして私に尋ねてきた。
「ニホンジン?」
ええ、日本人。
「ネパールイッタコトアル?ドコデダルバートタベタ」
ネパールに行ったことはない、友達の店で食べた、と伝えたが多分伝わっていない。


そして、スプーンで黙々と食べた。
いつの日かまた、手で食べることにチャレンジしたい。
練習して、上手に食べられるようになったら「手で食べるほうが美味しいね」と思えるようになるんじゃないか。
機会をもらって、練習して、こなせるようにならないと、もう無邪気に楽しむことができなくなっているのだなあ、と思わせるカレー。
失われたイノセントワールド。それが私のダルバート



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