相撲ニュース 5/14
玉鷲 3場所連続金星!同一横綱からは57年ぶり「うれしいと信じられないの2つの気持ち」
元気の源は家族だ。「守る人がいるので、痛いと言っている場合じゃない」と初土俵から一度も休みなく出場を続けている。最近は2人の息子も自身の取組を楽しみにしており、「勝ったか負けたかいつも聞いてくる。相撲を分かるようになってきて凄くうれしい」と父の顔を見せた。
子供と話してるところ想像したらすごく可愛い。息子ちゃんもニコニコ顔なのかな。
二所ノ関親方 真眼
相撲は相手が出てくると差し身は入りやすくなるものですが、若隆景はじっくり頭をつけて出なかった。我慢して左の下手を嫌われたことで、逆に高安が根負けした。大型力士が嫌がるお手本のような取り口。私が対峙したとしても、もう勘弁してくれ!出てきてくれよ!という気持ちに陥ったでしょう。
作戦負け、我慢負け、結構な完敗だと思います。小兵が体重差のある相手を負かすには、一つ一つの計算式を解いていないと答えは出ない。地道に作業をこなす若隆景の緻密さが出た相撲で、調子が悪いから前に出ないということではありません。
稀勢の里は弟弟子の髙安をすごく可愛がって心配しているから、複雑な心境だろうなあと思いながら読んだ。
先場所千秋楽の親方チャンネルに白鵬と一緒に出ていたけど、優勝決定戦前はソワソワして手に汗をかいていて、高安が負けたあとはしばらく固まってた。
白鵬が一生懸命稀勢の里を慰めたりフォローしていたりして、あの白鵬の優しさも、弟弟子を心配する稀勢の里の優しさもすごく印象に残ってる。
一緒にやってきた分、近くで見ている分、同じ世界で生きている分、傍から見ているものよりももっと強い気持ちがあるだろうな。
尾車親方
28歳で引退した私が論じるのは場違いかもしれないが、37歳は未知の領域だ。同じ二所ノ関一門の力士としてずっと注目してきたが、稽古の量と質は称賛すべきものがあった。一門の合同稽古では幕下以下の力士と同じ時間から汗をかき、土俵では人一倍の番数をこなしてきた。玉鷲のはち切れそうな体を見て「3年先の稽古」という言葉を再確認した。
アスリートや力士は本当に現役生命が短いから、37歳っていうのはすごいことだよな。普通の人間だったらまだまだ若いけれど、37歳で「毎日戦おう、体をぶつけよう」って思える気力がすごい。