そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

トップガン・マーヴェリック

はー、もうむしゃくしゃするわねえ、と、昨夜は夜な夜な1986年版のトップガンを見た。



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多分初めて見たのは金曜ロードショーなので1986年には見ていないと思う。
87年か88年くらいだ。まだ小学生だった。
中学の時所属していた吹奏楽部で、定期演奏会用に「Danger Zone」を演奏することになって、顧問の先生はノリノリだったけど私はあの映画のストーリーも思い出せずに、ふーん、と思っていた。



久々に、というか30年以上ぶりに見たけど、アレだ。
ストーリーなんて別にあってないようなものだ。そんなのどうでもいいんだ。
F14カッコいい、トム・クルーズカッコいい、タレ目が素敵ー。Kawasakiのバイクカッコいい、イケイケだったあの頃のアメリカ、懐かしくて素敵。
そんなもんだ。


それで今日はトップガン・マーヴェリックを見てきた。
別にトップガンに全然思い入れはなかったけど、2年前に映画館で予告編を見た時「あ、見よう」って思っていたのだ。
なんだか、元気だった「あの頃のアメリカ」を見れると思ったから。



他所の国のことなんて気にしてる場合でもないくらいにこの国もヤバイけど、ちょっと前までトランプ氏があれほど大声で「Make America Great Again」と訴えなければならなかったアメリカも、まあヤバイんだろう。


あの頃イケイケで、「世界最強のパイロットだ」と言っていた彼らは「今や世界に肩を並べられている」という現実を直視せざるを得ないし、あの頃は平気で「ミグ」と呼べていたけど、今は気をつかってか「ならずもの国家の第5世代戦闘機」だ。


何より、イケイケだったトム・クルーズも還暦間近で若者にバカにされたりもするし、若い男女の恋物語じゃなくて、それなりに年齢を重ねて、いろんな事情があって娘もいる相手との恋物語。職場ではグースの息子がパイロットになってるし。


そんなこんなで、「ああ、なんだかんだ前作といい、今回といい父と息子の物語なんだなあ」「この荒唐無稽さこそが”あの頃のアメリカ映画”だよなあ」と思いながら見た。



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Danger Zoneもいいけど、やっぱりTopgun anthemが一番アガる。
何も考えずに楽しく映画が見れるあの頃、良かったなあ。


大満足でエンディングクレジットを見ていたら、中国人やベトナム人らしき名前が結構多かった。
いろいろあるけど、前作だってベトナム戦争についても述べられていたし、今現在、戦争も起きてるけど、なんだかんだみんな「あの頃のアメリカ映画」を見て育ってきたよな、カッコいいなって思いながらさ、としみじみした。


いろいろ、本当にいろいろあるし、いろいろあったね、この36年。
でも、ただただ「カッコいい」っていう感想しか持たなくてもいいよな。
映画なんだから。
次はIMAXで見よう。