そういえば

横浜→仙台へ移住したばかり。

笑口常開

国語学習のオンラインレッスンで出てきた言葉「笑口常開」
「毎日楽しく、いつも笑顔でいられますように」という例文の中で出てきて、いい言葉だなあと思った。

「笑口常開」とは、いつも笑みを絶やさない、いつでもポジティブで過度に思い煩わないということ。


「愛笑的人、運気都不会太差」(よく笑う人は、運気が下がらない)といわれる。中には「よく笑うけど全然運気が上がらない」と言う人もいる。それはもしかすると心の状態が問題なのかもしれない。「笑口常開」「愛笑」とはただ口元や表情が笑っている状態ではない。「発自内心地笑」(心からの笑い)、晴れやかな気持ちからもたらされる笑いだ。そういう人は、困難に面しても安定した心理状態でいられる。


大人になるとだんだん大笑いすることがなくなってくる。
人と会って笑顔で挨拶もするし、話しもするけど、大きな口を開けて心から笑うチャンスはあまりない。コロナ禍になったら特にそうだ。


昔、祖父が亡くなったあと、一人暮らしになった祖母の書棚に「声に出して読みたい日本語」という本が並んでいた。


「この本、買ったんだね」と言ったら、祖母が「そうなの、一人でいて、誰とも喋らないとね、だんだん声がでなくなるの。だから毎日声を出してこの本を読むの」と笑った。
ガランとした家に祖母の声が響いている場面を想像したら、あの時も今も、ちょっと胸が詰まる。もう今は、あの家も処分してケアホームに入ってしまったけれど。


無職で一人で家にいるけれど、猫がいるし、友達と電話をしたり、チェッカーズなんか歌って過ごしたりするので、おかげさまで「声に出して読みたい日本語」は買わずに済んでいる。


でも、大笑いはずっとしていない。
ずっと大笑いせずにいたら、大笑いできなくなるんだろうか。
…と思っていたが、そんな時の救世主、清水ミチコがいた。



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おかげさまで久々に声をあげて大笑いだ。
相変わらずなんて素晴らしいんだ、清水ミチコ
毎回毎回、その溢れる才能に心を奪われる。


そうだ、そうだ、清水ミチコじゃないけどブライアン・メイみたいな人がリコーダーで「My Heart Will Go On」を吹く動画も大笑いできるやつだった。
dengpao90.hatenablog.com


久々に疲れるくらい笑ってスッキリだ。
心からあふれる「発自内心地笑」な笑いをありがとう、清水ミチコ
おかげで晴れやかな気持ちだわ。


もしも生まれ変わるならああいう才能を持って生まれたい。